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2019年 LPデザインのトレンドは?注目したいデザインアイディアまとめ

2022.5.7
2019年 LPデザインのトレンドは?注目したいデザインアイディアまとめ
自社のLP(ランディングページ)の制作をするうえで、デザインのトレンドを把握しておくことは欠かせません。


しかし、WEBデザインは毎年のようにトレンドが移り変わるだけでなく、ユーザーの使いやすさを考慮した「UI」「UX」の向上も目指す必要があります。


流行りのデザインを必ず追いかけなければならないという訳ではありませんが、トレンドとなっているデザインには、ユーザーの興味を惹きつけ、最新のUIやUXのアイディアも詰め込まれています。



常に新しい情報を把握しておくことで、自社のWEB制作に活用できるため、効果的なサイトを作るうえでは大切なことではないでしょうか。


そこで今回は、2019年に注目されているトレンドのLPデザインについてピックアップしました。

目次

イラストデザイン

イラストデザイン
写真ではなくイラストをWEBデザインに用いることで、独自の世界観を持たせることができます。写真では表現できない雰囲気やメッセージが表現しやすく、視覚的に分かりやすく情報を伝えることができるというメリットがあります。


イラストには、人間だけでなく動物やモノなどを自由に用いており、サイトごとに独特の世界観が自由に表現できています。商材に合わせてテイストを統一すれば、ブランドイメージの構築にも効果的です。


ブロークングリッドレイアウト

ブロークングリッドレイアウト
ブロークングリッドレイアウトとは、わざとグリッドレイアウトの規則性を崩し、ずらしたり重ねたりして配置する方法のこと。


通常のグリッドレイアウトでは、規則性のある配置に写真やテキストを並べるなど、様々なルールを決めてデザインを行います。そうすることで、サイト内を見やすく綺麗に仕上げる方法です。



一方ブロークングリッドレイアウトでは、あえて「ずらす」「重ねる」ことがポイント。ルールから少し外れることで、デザインに変化を生み出し、見る人に新鮮味を与えます。



オリジナリティ溢れるおしゃれな雰囲気を演出しやすいといったメリットがあります。



ただし、重要な要素は目立たせて、そうでない要素は控えめにするなど、配置やデザインの難易度は高いでしょう。
ブロークングリッドレイアウトのメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

ブロークングリッドレイアウトのメリット

・シンプルなデザインから脱却できる
・自由でおしゃれなデザインにできる

ブロークングリッドレイアウトのデメリット

・配置次第では見にくくなってしまう
・難易度が高い



ブロークングリッドレイアウトの作り方

以下より、ブロークングリッドレイアウトの作り方のポイントを2つご紹介します。

1つ目は、重ねたりずらしたりすることです。

ブロークングリッドレイアウトではその特徴的なレイアウトで見る人の興味を惹くことを目指します。

要素を重ねることでおしゃれなデザインにするためには、一部分のみを重ねたり、全体的なバランスが整うように上下左右のマージンを調整したりすることでデザインを整えていきます。

要素をずらしてデザインを整えていくためのポイントとしては、複数のサイズの要素をずらしていく方法と同じサイズの要素をずらしていく方法などが挙げられます。
どちらでもデザインは成立し、おしゃれなデザインを目指せますが、一般的にブロークングリッドレイアウトでは複数のサイズの要素が用いられることが多いです。

2つ目は、無秩序にしないことです。

ブロークングリッドレイアウトは一見まばらに要素が散らばっているようにも見えますが、もちろんその構成はしっかりと考え計算されたものであり、感覚で配置していると見た目が悪くなってしまいます。

そのため、要素のサイズや位置、色などに統一感を持たせ、さまざまなパターンを検証することで秩序を持ったデザインを目指すことが大切です。
ポイントとしては、重ねたりずらしたりと型から外す箇所は外し、それ以外の箇所はしっかりと揃えることが挙げられ、全体的な秩序が生まれます。

また、ブロークングリッドレイアウトを作成する際は、同じレイアウトを用いている例を参考にすると良いでしょう。
特に型から外す箇所と守る箇所のバランス感などは非常に難しく感じることが多いため、さまざまな実例を通して自身の理想とするデザインに近づきましょう。

ブロークングリッドレイアウトの考え方

ここでは、ブロークングリッドレイアウトをより関税度を高く、成功に導くための考え方について3点ご紹介します。

1.情報のバランスを考える

デザイン性ももちろん大切ですが、そのページの情報をユーザーに伝えることはより大切です。
ブロークングリッドレイアウトではそのデザインに目が行きがちになるため、伝えたい情報を目立たせたりすることでしっかりと情報伝達をする必要があります。
この際、意識すべきポイントが、文字の濃度と大きさです。
情報が伝えたい大切な情報になるにつれ、文字を濃くしたり、大きくしたりすることで伝わりやすく、かつブロークングリッドレイアウトと両立可能なメッセージを目指せます。

2.余白を活用する

ブロークングリッドレイアウトでは、余白をうまく活用することでよりおしゃれなデザインを目指せ、またユーザーの視線の誘導なども可能になります。
具体的には、余白を繋げることで視線を誘導するデザインにすることなどが挙げられます。
この際、余白は幅広くとっておいたほうが、効果を発揮しやすくなるでしょう。

3.見えない四角形を作る

見えない四角形とは、文字やボタンなどを画面内に垂直、水平に配置することで四角形の枠などを設置しているわけではありませんが、四角形が見えるようなデザインにすることです。
見えない四角形を作ることで、画面全体に統一感が生まれます。
ブロークングリッドレイアウトにおいて見えない四角形を作ることで、四角形の中で型から外れた要素を皮脂占めてくれる効果が生まれます。

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ミニマルデザイン

ミニマルデザイン
ミニマルデザインとは、要素を必要最小限まで省略したデザインのことで、余計なことを加えずに洗練されたイメージに仕上げる方法のこと。


シンプルでおしゃれな雰囲気を演出したい場合にも人気のデザインです。昨年にもトレンドのデザインとして注目されていましたが、今年も引き続き多くのWEBサイトで取り入れられています。



メリットは、サイト上にはコンテンツや画像、写真が少ないため、ユーザーが探している要素を見つけやすく、情報が伝わりやすいという点です。サイトが伝えたいことを絞ってアピールすることで、成功する確率も高くなるでしょう。



なお、ミニマルデザインを作るためには、余白を十分取り入れること、テイストと画像は最小限に抑え、タイポグラフィやコントラストのバランスをいかに上手に取り入れるかが重要となります。


スクロールと背景を利用したデザイン

スクロールと背景を利用したデザイン
テキストや画像、動画をスクロールするにしたがって表示したり、ヘッダーや背景に動画コンテンツを用いるデザインは2019年もトレンドとなるでしょう。


次々とコンテンツが表れ、まるでプレゼンテーションを受けているようにユーザーの視界に次々の要素が飛び込んでくるのが特徴です。情報量を多く伝えやすく、ユーザーを飽きさせない効果があります。



背景画像が固定されたままスクロールする方法や、スクロールに従ってアニメーションが登場する方法、スクロールするとイラストがフェードインする方法など手法は様々。



画像のWEBサイトは、シンガーソングライターの森山直太朗さんのオフィシャルサイトです。顔写真が背景に固定されており、スクロールするたびに帽子などの落書きと重なる仕組みになるという、ユーモアで面白いサイトになっています。コンテンツの区切りに画像が表示されるため、読み手が内容を整理しやすいようにまとめられています。



グリッジエフェクト

グリッジエフェクト
グリッジエフェクトとは、グリッジアートとも呼ばれ、わざとテキストや画像、動画などとノイズや歪みを用いてアナログが雰囲気に仕上げる手法のこと。ブラウン管テレビで再生しているかのような画像の乱れや、ゲームのバグのような歪みを入れたりなど、デジタル機器によるエラーを審美的に表します。


WEBデザインにおいては、テキストや画像にノイズや歪みを加えたり、カラーを取り入れた歪み処理が活用されるシーンが良くあります。



テレビの4Kウルトラハイビジョンがはじまり、臨場感あるリアルな映像美が注目される一方で、最近ではこういったサイケデリックな演出をあえて活用する芸術的な動きがよく用いられているように感じます。



VHSを再生しているような演出や、画像に歪みのエフェクトを掛けるなど、ミュージックビデオや映画などで活用されるシーンをよく目にします。斬新で不思議な世界観を作るグリッドエフェクトは、映画や音楽アーティスト、クリエイティブ系のWEBサイトでも取り入れられています。2019年注目のデザインとなるでしょう。




まとめ

2018年に引き続き、整えられたシンプルなデザインがトレンドとなっていますが、2019年は、よりオリジナリティがあって斬新な発想を取り入れたデザインがひとつのポイントとなりそうです。


また、利用者の使い心地を考えた「UI」「UX」デザインを意識することでWEBサイトのアクセス数に大きな効果をもたらします。最新トレンドを抑えながらも、ユーザビリティの向上は今後ますます欠かせない要素となるでしょう。

この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
※デザイナー一覧

紙媒体のデザインからwebデザイン(LP制作・バナー制作)までオールマイティーにデザインが可能。
デザインだけではなく構成も得意なハイスペックデザイナー。毎回クオリティの高いデザインをクライアントに提供しています。

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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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