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LPOでコンバージョンを増やそう!改善方法や基礎知識をご紹介

2022.8.3
LPOでコンバージョンを増やそう!改善方法や基礎知識をご紹介
LP(ランディングページ)は、サイトを訪れた人が商品やサービスを利用していただくための訴求を行う重要なページです。しかし「なかなか成果が得られない」「最初は成果が得られたが、続かない」などと、悩まれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、LP改善運用の基本的な考え方やLPのCVRを改善するLPOのポイントについて解説します。

目次

LPOとは何か?

LPOとは何か?
そもそもLPとは「Landing Page」の略語で、直訳すると「初めに着地するページ」となります。広義の意味では、検索エンジンから最初に到達したWebページ全般を指します。狭義の意味では、ユーザーに商品・サービスを利用していただくため、申し込みや問い合わせなどのアクションを起こしてもらうようまとめた1枚のWebページのことを指します。

そしてLPOとは「Landing Page Optimization」でランディングページを最適化するということです。CVR(コンバージョンレート)を上げるために、ユーザーのニーズに合わせて内容や構成を変更したり、工夫するマーケティング手法を差します。LP(ランディングページ)は、1度作れば完成するといったものではありません。成果を見ながら、常に修正や変更、改善する必要があります。

LPの作成で重要なポイントとしては、
①成果の上がるLPをつくること
②ユーザーごとの属性や行動履歴などを考慮したLPにすること
です。このようなLPを作成するには、ユーザーの立場になって考えながら検証していくことが大切です。さらに、コンバージョンレートを上げるために質の高いぺージを作り、ユーザーの興味を惹きつけるLPにすることで売り上げアップにもつながります。

コンバージョンにつなげるためには、具体的には以下のような対策があります。
しかし、LPでは十分にユーザーが訪れてくれない、ユーザーがすぐ離脱してしまうといった課題にぶちあたります。これらの課題にぶつかったときに、少しずつ軌道修正していき、より成果につなげていくためにLPOは大切なのです。

コンバージョンに繋がる施策

• メインとなるアイキャッチ画像、キャッチコピーなどを流入元の広告と連動させる

• LP内でユーザーが迷うことなく、一つの問い合かけ、アピールを徹底する

• 信頼獲得のため、過剰な表現や情報提供は避けるようにする

• 自社のサイトや外部とのリンクなどをできるだけ排除し、ユーザーをLPから離脱させないようにする

LPOの基本的な改善のやり方

LPOの基本的な改善のやり方

1.前提条件を整理する

ランディングページは、通常のWebページと異なり、縦長の1ページの構造になっていることがほとんどです。ページの遷移がない分、どこに問題があり離脱されたのかわかりにくく、どのように改善すべきか悩む方も多いのではないかと思います。しかし、改善方法がわからないまま、試行錯誤しても成果が得られない場合もあります。

そこでまずは、改善する目的や理由などの前提条件を整理することから始めると良いでしょう。
そうすることで改善すべき箇所が明確になります。

2.計測ツールによる分析を行い、ボトルネックを抽出する

ランディングページの成果を上げるためには、客観的なデータ分析が欠かせません。ユーザー属性など、現状を把握するための分析ツールとしてGoogleアナリティクス、ユーザーの行動分析としてヒートマップツールを利用するなど、多数の分析方法があります。

3.具体的な改善施策を考える

前提条件を整理し、計測ツールによる分析を行った後は、具体的な改善方法を考えます。
例えば、以下のような対策があります。

SEO対策の強化

ランディングページのSEO対策を強化するのであれば、画像の割合を減らし、デバイスフォントを増やすことも考えられます。

コンバージョンのポイント変更

資料請求から来店予約のようなアクションを起こす内容を変更する場合、来店時の店の様子や来店することによるメリットなどを記載する必要があります。

特定のユーザーを増やす

特定ユーザーの写真の比率を多くする、フォントや色彩のイメージをターゲット層に合わす方法などがあります。例えば、女性をターゲットにするのであれば、女性の写真を使う、ランディングページのデザインや色彩などを女性に合うものを選びましょう。

直帰率を下げる

直帰率とは、最初のページで訪れたものの離れてしまった場合やブラウザを閉じたりする割合のことです。

直帰率を下げるには、CTAボタンの配置変更や検索結果とコンテンツ内容を一致させるなどの対策が必要です。

4.改善作業にかけられる時間を把握する

改善作業を多くかければいいというわけではありません。しかし、ランディングページの変更箇所は多くあり、予想以上に改善の時間がかかります。改善作業は、その都度確認したり、工程が増えたりするため、どのくらい改善作業に時間がかかるのかを想定しなければなりません。また、目的に応じてどのような作業が必要なのか、どのような方向性で進めていくのかを共有することも大切です。

最近では、改善作業を短縮させる方法としてLPOツールを使用する企業が増えています。改善作業については、どのくらいの作業時間が必要なのか、検証にかかる時間はどのくらい必要なのか、改善を行うタイミングなどもポイントとなります。とはいえ、短期間で検証を繰り返しても、改善作業の良し悪しが判断できない場合もあります。したがって、ある程度の期間、一般的には1ヶ月程度の検証が必要なケースもあります。

ランディングページの結果の判断については2種類があります。「セッション数」と「コンバージョン率の差」です。

セッション数が少ない状態では、たまたま訪問者の1人が離脱しただけなのか、たまたまその1人がフォーム入力画面に行ったのかなど、1人の誤差による結果への影響が大きくなってしまいます。コンバージョン率を測定するためにも、ある程度大きい数のセッション数を獲得していなければ、正しいデータ分析とは言えません。そのため「セッション数が増加した」というのはひとつの結果として捉えられます。

次に、コンバージョン率の差についてです。セッション数が少ない状態でも、コンバージョン率に大きな差が生じた場合、それは結果が出たと判断して良いでしょう。すぐにそのテストを終了して、他の改善テストに移行するひとつの判断基準になります。

5.ランディングページの改善は2種類ある

ひとつは、デザインの変更やコンテンツ、訴求内容の改善など、リニューアルに近い「大きな改善」です。数字が大きく伸びない場合などに行われます。大きな改善は、セッション数やコンバージョン率が急激に減少してしまうリスクも大きくなるため、A/Bテストを使って様子を見ながら切り替えるのが一般的な改善方法です。

もうひとつは、デザインなどは変更せず、部分的な改善を行う「小さな改善」です。こちらはスピード重視のA/Bテストなど、数字が伸びる可能性ある場合に用いられます。例えば、デザインや構成はそのままに、メインのキャッチコピーだけを変更して検証してみたい場合などに行います。

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CVRを改善するLPOのポイント

CVRを改善するLPOのポイント

1つ目:ファーストビューの改善

ファーストビューとは、ユーザーがアクセスした際に最初に表示される部分です。この箇所で大きくユーザーの期待と内容が乖離すると、ユーザーはすぐにLPから離脱してしまいます。広告クリエイティブとLPに整合性、スマホファーストなデザイン、中心となるキャッチコピーの工夫などが大切です。先ほどご紹介した、スピード重視のA/Bテストによる「小さな改善」を繰り返し行い、少しずつ成果につなげていきます。

2つ目:権威づけの改善

権威づけとして、実績や受賞履歴などがあれば掲載しましょう。加えて、ユーザーの口コミ掲載も重要になります。また、ユーザーの手によって制作されたUGCの活用もコンバージョンにつながるとして注目されています。どの数字をどのように見せることでユーザーは魅力を感じるのかをA/Bテストで確認していく必要があります。権威づけの種類を実績から口コミに変更するとなると、デザイン・コピー・写真・構成などが大きく変更になる可能性があります。こちらはどちらかというと先ほどご紹介した「大きな改善」に当てはまりますので、リスクも考慮してテストすることが大切です。

3つ目:PDCAを繰り返すこと

LPOでは、PDCAを繰り返して成果をあげていくことが可能です。検証はファーストビュー、商品情報、お客様レビュー、実績などをあらゆる箇所で繰り返します。ある程度セッション数があれば、ユーザーの平均的な反応が計測できますので、小さな改善を繰り返すことで効果的なLPOを行えるでしょう。一方、広告を出したりSEO対策をしたりしても、どうしてもセッション数が増えない場合は、リスクを承知の上で大きな改善に踏み切る必要があるかもしれません。

LPOには「mitekaku」がおすすめ!

LPOには「mitekaku」がおすすめ!
LPOにはPDCAを繰り返して少しずつ改善していくことで成果につながるとお伝えしました。しかし、一度完成したものを何度も繰り返し修正していく作業は、大変骨が折れるものです。クライアントや社内のひとたちと、効果検証の結果をもとにコミュニケーションをとり、そこで決まったことをデザインに反映していかなければなりません。もしもこのコミュニケーションの段階で、コミュニケーションミスや認識のズレが生じてしまったら、修正自体がやり直しになりかねません。限られた時間の中で、できるだけやり直しの回数を減らして、効率的にデザイン修正を行えたら、クライアントもデザイナーも全員の負担が軽減されます。そこでLPのデザイン修正におすすめのツールが「mitekaku」です。

mitekaku(ミテカク)の特徴

「mitekaku」とは、LPを読み込み、実寸サイズで見られて、簡単に修正指示を書き込めるクリエイティブに特化したコミュニケーションツールです。



「mitekaku」の主な特徴は、以下の通りです。

・デザインが実寸表示される

・スレッドに書き込める

・動画に指示を書き込める

・競合に比べて圧倒的に安い

・相手が内容を確認すると開封メールが届く

・基本機能は「無料」で利用できる



LPOに携わっているすべての方のコミュニケーションがスムーズに進むようになるかと思いますので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。


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まとめ

LPOには、具体的な改善施策を考え、ツールを用いて客観的なデータ分析が必要です。
また、LPの改善作業にかけられる時間を把握し、結果の判断としてセッション数とコンバージョン率の差を確認しましょう。CVRを改善するLPOポイントとしては、ファーストビュー、権威づけ、PDCAの繰り返しが大切です。とはいえ何度も繰り返してデザイン修正をする作業は、時間も労力も費やします。そこでおすすめなのが、社内コミュニケーションにもクライアントとのコミュニケーションにもおすすめの「mitekaku」というツールです。ぜひ一度お試しください。
この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
※デザイナー一覧

紙媒体のデザインからwebデザイン(LP制作・バナー制作)までオールマイティーにデザインが可能。
デザインだけではなく構成も得意なハイスペックデザイナー。毎回クオリティの高いデザインをクライアントに提供しています。

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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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