LPのデザイン指示書についてお悩みの方へ!LPのデザイン指示書の作り方や注意点を解説!
LPのデザインに関して
2022.1.16
LPのデザインをデザイナーに発注する際、デザイン指示書を作成します。しかし、具体的にどのような指示書を作成するのか迷う方も多いのではないでしょうか。正しく伝わらなければ、クライアント側とデザイナー側の認識の相違で指示通りにLPが完成しない可能性もあります。そこで今回は、LPのデザイン指示書の作り方や注意点を解説します。
デザイン指示書とは
デザイン指示書とは、デザインの意図をまとめたレイアウト等を指定するドキュメントのことを指します。クライアントとデザイナー、もしくはデザイナーとエンジニアなどが、情報共有の基準として利用します。
具体的な内容としては、
・どんな目的で使うのか (広告?SNS?)
・どこのWEBサイトで使うのか (公式サイト?楽天?)
・サイズや枚数
・希望納期
・テイストの指示
・入力して欲しいテキスト情報
・写真素材の保存場所
・完成したデザインの保存場所
・その他参考画像
などを記載して共通認識を深めます。
LPの指示書であれば、どのようなカラーでデザインするのか、フォントはどの種類にするのか、文字の量をどのくらいにするのか、その他、アセット名、状態変化などが記載されています。
LPのデザイン指示書の作り方
クライアントとデザイナー、デザイナーとエンジニアの間で、どのようなデザインにするか具体的なイメージを共有しておかなければなりません。ここでは、LPのデザイン指示書の作り方をご紹介します。
デザインの方針を整理する
1. ユーザに伝えたいことに優先順位をつける
構成案でどこを目立たせたいのかをはっきり決めておく必要があります。なぜなら、デザイナーの思い込みで、クライアント側からは「そこを目立たせるのではなく、むしろこっち。」などと、認識の相違が生じる可能性があるためです。LP全体の中でコンテンツの優先順位を決め、ファーストビューやセカンドビューなど、各項目で順位付けしながら、構成案を作成する必要があります。これにより、クライアントとデザイナーがスムーズに案件を進めていくことが可能です。
2. ユーザに一番与えたい印象を決める
サイト全体を通して持たせたい特徴やイメージ、コンテンツの情報など、具体的に文字に起こしてデザイナーに伝えましょう。例えば、一概に不動産会社と言っても、賃貸、売買、買取、管理など、さまざまな特徴があります。その中のどの観点をPRするLPにしたいのか、具体的に絞っていきます。その上で、ユーザーに与えたい印象として、仲介手数料が安い、敷金・礼金が無料など決めることが大切です。通販の場合は、送料無料、口コミで一番人気の商品、大手メーカー監修または共同開発などが一番与えたい印象と言えるでしょう。
カラーイメージを決める
カラーイメージは、同じ色でもターゲット層の違いで微妙に変えると雰囲気がガラリと変わります。例えば、同じブルーでも大人っぽい落ち着いた色なのか、明るく爽やかな色など、同じブルーといっても雰囲気や見た目を変えることができます。このカラーイメージは、なかなか言語化して伝えるのが難しいので、実際の色のサンプルを見せ合いながら共有の認識を持つことが大切です。
全体のカラートーンは、ユーザに一番与えたい印象を選ぶことが大切です。赤や青でも暖色なのか寒色なのかを決めておきましょう。全体のカラートーンに加えて、目立たせたいキャッチコピーや重要なテキストの部分など、アクセントカラーを選択します。商品やコーポレートカラーを使用すると、統一感のある印象を残すことができます。デザイナーに任せる場合は、あらかじめNGな色を伝えておきましょう。
派手さを決める
ユーザーに与えたい印象と全体のカラーイメージ、アクセントカラーを決めたあとは、どのくらいまで派手にするのか、またはどの程度落ち着かせるのか、クライアントとデザイナーが打ち合わせをするなど、度合いを決める必要があります。派手さをうまく調節できれば、フォントの種類やフォントサイズなど、サイト全体のイメージが理想と近いものにできるでしょう。
LPのデザイン指示書を作る際の注意点
良いデザイン指示書を作るためには、いくつかの注意点があります。
誰が読むのか具体的に対象者をイメージする
誰がデザイン指示書を読むのかをイメージしながら指示書を作っていきましょう。社内でのみ共有される指示書であれば、社内で頻繁に使われているツール(Googleドキュメントやワードなど)で作成するのが好ましいでしょう。また、チーム内に新人デザイナーやエンジニアの方が所属しているのであれば、ベテランから初心者まで幅広く理解できる言葉遣いや具体性を意識した方が良いです。
略称は控えるか、分かりやすい場所に正式名称を記しておく
横文字の専門用語は、略称が使用されることが多いですが、必ずしも周知されているとは限りません。そのため、略称の前後に正式名称を記しておく必要があります。特に社内で当たり前に使われている言葉でも、クライアントにとっては初耳である言葉は多く存在します。先ほどお伝えしたように、誰が読むものなのかを意識した上で、略称の使い方には注意しましょう。
一文の長さはなるべく短く端的にする
LPのデザイン指示書の一文一文が長すぎると何を伝えたいのかわからなくなり、読み手によって解釈がさまざまに異なってしまうことがあります。誰がみても同じ解釈を持てるように完結でわかりやすい文章を心がけましょう。言葉ではどうしても伝わりにくいことは、サンプルサイトなどを使って指示することがあります。サンプルサイトのどの部分を参考にして欲しいのかなど、指示をするのにクリエイティブのコミュニケーションツールは役立ちます。
LPの参考サイト:LPアーカイブ
LPアーカイブとは、アドワーズ・オーバーチュア等のリスティング広告やアドネットワークなどの広告をクリックした際に表示されるランディングページ(以降LP)や、他社で使用されているクオリティが高く見やすいLPばかりを集めたポータルサイトです。
>>LPアーカイブはこちら
クリエイティブコミュニケーションツール:mitekaku
「mitekaku」とは、LPを読み込み、実寸サイズで見られて、簡単に修正指示を書き込めるクリエイティブに特化したコミュニケーションツールです。
■「mitekaku」の主な特徴
・デザインが実寸表示される
・スレッドに書き込める
・動画に指示を書き込める
・競合に比べて圧倒的に安い
・相手が内容を確認すると開封メールが届く
>>mitekakuはこちら
まとめ
今回は、LPのデザイン指示書の作り方や注意点を解説しました。デザイン指示書は、デザインの意図をまとめたレイアウト等を指定するドキュメントのことを指します。クライアントとデザイナー、デザイナーとエンジニアが情報共有の基準として、レイアウトの骨組みを作成します。
デザインの方針を整理してカラーやテイスト、サイズや枚数などを決めるだけでなく、どんな目的で使うのか、誰に向けたものなのか、という情報も盛り込むことで共通認識が深まります。
デザイン指示書を作る際は、「誰が読むのか具体的に対象者をイメージする」「略称は控えるか、分かりやすい場所に正式名称を記しておく」「一文の長さはなるべく短く端的にする」という3つのポイントを意識しましょう。
コミュニケーションミスを防ぐために、クリエイティブに特化したコミュニケーションツール「mitekaku」を利用するのもおすすめです。