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直帰率が低いメインビジュアルの4つの法則とは

2022.8.25
直帰率が低いメインビジュアルの4つの法則とは
Webサイトを訪れた時、目に付きやすいのがメインビジュアルです。


Webサイトの顔とも言えるメインビジュアルは、コンバージョン率や直帰率に影響を与えやすいです。ユーザーが直帰するか滞在するかは、メインビジュアルが大きく影響します。



しかし、一体どのようなメインビジュアルにすれば直帰率を低くすることができるのでしょうか。



今回は、直帰率が低いメインビジュアルについて紹介します。インパクトのあるメインビジュアルを制作すれば、ユーザーの興味を惹きつけることができ、コンバージョン率を高くすることも可能となります。

目次

メインビジュアルとは

メインビジュアルとは
「キービジュアル」「メイン画像」などとも呼ばれるメインビジュアルは、webサイトのトップページ上部に表示される画像のことで、webサイトのコンバージョン率に影響する要素です。


ユーザーが最初に目にする事が多いため、インパクトを与えられるかが鍵となります。Webサイトによっては、複数のメインビジュアルを制作し、横にスライドさせて表示させるシステムを実装している場合もあります。(スライダー方式)



メインビジュアルを疎かにすると、ユーザーはwebサイトへアクセスしても離脱することが少なくありません。コンテンツが充実していても、メインビジュアルが原因でコンバージョンへ至らないケースもあります。



このような事態を避けるためには、直帰率が低くなるメインビジュアルを制作しましょう。

メインビジュアルの種類には何がある?

今回ご紹介するメインビジュアルは「シンプル」「スライドショー」「対比」の3つです。
それぞれ詳しく解説していきます。

まずはシンプルです。
これはトップページに大きく画像を配置する方法です。
デザインがシンプルなため余分な情報がなく、伝えたい内容をしっかりユーザーに伝えられます。

ウェブサイトを訪れたユーザーにとって「何の商品、どんなサービスを提供しているのか」がすぐにわかるのは非常にありがたいことです。
ターゲットに届けたい内容をストレートに表現できるため、ブランドイメージをユーザーに訴えかける際におすすめです。
シンプルなデザインは、ユーザーが情報を迅速にキャッチするのに役立ちます。
また、余計な要素が少ないため、ページの読み込み速度も速くなる可能性があります。
このようなデザインは、特にモバイルユーザーにとっては非常に有益です。

次はスライドショーです。
これは一定の時間間隔で画像をスイッチする方法です。
この方法の特徴はなんといっても制限されたスペースの中でたくさんのメッセージを伝えられるところ。
そのため、ECサイトをはじめ、多くのウェブサイトに用いられています。

3秒程度でスイッチするとアクティブな印象に、5秒程度でスイッチすると厳かな印象になります。
スライドのスピードや動き方を調整すると印象を大きく変えられ、商品やサービスを様々な視点からアピールしたいときにおすすめです。
スライドショーは、ユーザーの興味を引きつけるための強力なツールとなることが多いです。
また、複数の画像やメッセージを順番に表示することで、ユーザーがサイトに長く滞在する可能性も高まります。
さらに、動的な要素がページに追加されることで、ユーザーのエンゲージメントも向上するでしょう。

最後は対比です。
これは対になる要素やデザインを左右に並べて見せる方法です。
画面を大きく分割するスプリットスクリーンレイアウトを利用することが多いです。
2つの商品やサービスを比べて、それぞれの相違を視覚的に伝えたい場合に有効でしょう。

さらに、左右で対称になるようなデザインを取り入れると、よりコントラストが強調されます。
2つの違いを表現するだけではなく、両者を同時に引き立たせることができるため、2つの商品やサービスを展開する際はこの手法を用いると良いでしょう。
対比のデザインは、ユーザーが2つの要素を直接比較するのを助けるため、意思決定の過程を加速することができます。
例えば、2つの異なるプランや製品の特徴を比較する際に、このデザインは非常に効果的です。
ユーザーは、それぞれの選択肢の利点と欠点を明確に理解することができるでしょう。


メインビジュアルの3つの主要な種類「シンプル」「スライドショー」「対比」について解説しました。

シンプルは大きな画像を配置し、情報を直接的に伝えるスタイルで、ユーザーが迅速に情報をキャッチできる点が特徴です。
スライドショーは画像を定期的に切り替えることで、多くのメッセージを伝えることができ、ユーザーの興味を引きつける効果があります。
対比は、2つの要素を左右に配置し、その違いを視覚的に強調するデザインで、ユーザーが2つの選択肢を比較しやすくする効果があります。

訴求したい商品やサービスによって、適したメインビジュアルを選びましょう。

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メインビジュアルの作成フローをご紹介!

メインビジュアルの作成はどのような流れで行えば良いのでしょうか。
ここでは3つの流れに分けて解説していきます。

参考サイトを見る

どのようなデザインが実際に使用されているのか、ランディングページの場合は成果を残しているメインビジュアルのデザインはどのようなものなのかを調査しましょう。

しかし、いくら時間に余裕があってもウェブサイトを1つずつ見ていくと膨大に時間がかかってしまいます。
そのため、ウェブデザインがまとめて掲載されているサイトを利用するようにしましょう。
そうすれば競合サイトのメインビジュアルをまとめてリサーチできます。
<LPのまとめサイト>LP-アーカイブ:https://rdlp.jp/lp-archive/

顧客ターゲットを選定する

これから作成するウェブサイトをどのようなユーザー層をターゲットにするのかを考え、メインビジュアルのデザインを決めていきます。
ここで注意していただきたいのが、作成するウェブサイトの目的や背景によって適切なデザインが変わってくることです。

例えば、ランディングページの場合、「高価であってもハイクオリティな服が欲しい」と考えているユーザーと「できるだけコストパフォーマンスの高い服が欲しい」と考えているユーザーだと、適切なデザインは変わってきます。

前者には「品格漂う服のデザインを強調する」メインビジュアルを、後者には「価格面とそれに対してデザインが優れていることを強調する」メインビジュアルを設定する必要があるからです。
このように、ユーザーの目的や背景にマッチした最適なデザインを選ぶようにすると成果を上げられるでしょう。

利益を感じられるようにする

メインビジュアルにはターゲット層のユーザーが、ウェブサイトの閲覧によってベネフィットを感じられるようなデザインにする必要があります。
「この商品やサービスを購入することによって、問題を解決できるのではないか」
このように感じさせるようなデザインを心がけるべきでしょう。

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直帰率の低いメインビジュアルの法則

直帰率の低いメインビジュアルの法則
直帰率の低いメインビジュアルには、いくつかの共通点があります。共通点を踏まえて、直帰率の低いメインビジュアルを制作しましょう。

商品やサービス内容を瞬間的に連想できる画像の使用

文章よりも画像で表現することで、ユーザーへイメージを伝えやすくなります。メインビジュアルは、見ただけでその商品やサービス内容が伝わるような画像にすることをお薦めします。例えば、エステサービスを売り出したいのであれば施術中の画像を利用し、ジムであれば細いくびれの画像や割れた腹筋の画像が効果的です。


メインビジュアルは画像を大きく見せるだけでなく、ユーザーが商品やサービスを受けたときに得られる“価値(ベネフィット)”を画像で示すことがポイントです。

説得力のある数字を提示

「合格率95%!」「実績52年」「実践者の◯◯人が効果を実感!」と数字を入れて表現すると、説得力が増しユーザーの関心を惹きつけることができます。説得力のある数字であれば「ここなら信頼できるかも」と安心感を与えることにも繋がります。


さらに、数字はユーザーに分かりやすく伝えられるため、目立った位置に配置すると効果が期待できます。なお、根拠のない情報を記載すると景品表示法違反となる場合もございますので、注意が必要です。



ただし、数値が競合サイトよりも劣っている場合、強調を控えましょう。その場合は、別のベクトルで表現すると良いです。例えば価格で劣っている場合は、サポート時間やサポート方法などです。更に、対比表を作り魅力的に見せる方法もあります。

左側にキャッチコピーを置き、右側に画像を置く

メインビジュアルの基本として、左側にキャッチコピー、右側に画像を配置することをお薦めします。


人は左から右へと目線を動かす傾向のため、左のキャッチコピーを意識させた後、右の画像でイメージを膨らませます。テキストと画像が切り離されるため、伝えたい情報を明確にできます。

ターゲットに響くデザイン

性別や年齢などメインターゲットとしている層に合ったデザインのメインビジュアルを制作しましょう。


「30代・女性・仕事が忙しくて眠れていない・OL」など、事細かにターゲットを絞ったメインビジュアルが、ユーザーは共感を持ち商品・サービスに興味を示す確率が上がります。そこからどんな商品・サービスであるか続きを見てもらえるため、直帰率が低くなりやすいです。直帰率を低くしたいのであれば、ターゲットを絞りそれに合ったメインビジュアルを制作することが重要になります。

直帰率の低いメインビジュアルの法則について、さらに詳しく解説します。

ユーザーの行動を予測する

メインビジュアルは、ユーザーがサイトに訪れた際の最初の印象を決定づける要素です。
そのため、ユーザーが求めている情報や感じたい感情を予測し、それに合わせたビジュアルを提供することが重要です。
例えば、リラックス感を求めるユーザーには、穏やかな色合いや自然の風景を取り入れたデザインが効果的です。

最新のデザイントレンドを取り入れる

デザインのトレンドは常に変わっていきます。
そのため、時代遅れのデザインはユーザーに古臭く感じられ、興味を持ってもらうのが難しくなります。
最新のデザイントレンドを取り入れることで、サイトが最新の情報を提供しているという印象を与えることができます。

クリアなコールトゥアクションを配置する

メインビジュアルには、ユーザーに次に何をしてほしいのかを明確に伝えるコールトゥアクション(CTA)を配置することが重要です。
例えば、「詳しくはこちら」や「無料体験を申し込む」などのボタンを配置することで、ユーザーが次のアクションを取りやすくなります。

高品質な画像を使用する

画像の品質は、サイトのプロフェッショナルさ、信頼度の高さを示す要素の一つです。
ぼやけた画像や、解像度の低い画像はユーザーに悪い印象を与える可能性があります。
高品質な画像を使用することで、サイトの信頼性を高めることができます。

以上の法則を取り入れることで、直帰率の低いメインビジュアルを制作することができるでしょう。
しかし、これらの法則だけでなく、常にユーザーのニーズを考慮し、テストを繰り返しながら最適なメインビジュアルを追求することが大切です。
ユーザーの反応をしっかりと分析し、それに基づいてメインビジュアルを改善していくことで、より多くのユーザーにサイトを訪れてもらい、コンバージョン率を向上させることができます。

最後に、メインビジュアルの制作は専門的な知識や技術が必要です。
自分で制作するのが難しい場合は、プロのデザイナーや制作会社に依頼することをおすすめします。
プロの手によって、ユーザーに魅力的なメインビジュアルを提供することができるでしょう。

スマートフォン版サイトのメインビジュアルについて

昨今、スマートフォンからWebサイト・ランディングページへのアクセスが多くなっています。Webサイトによっては、全体アクセスの7〜8割になることもあります。


そのため、メインビジュアルはパソコン版から作成するのではなく、スマートフォン版から作成すると効果検証がしやすくなります。



スマートフォン版のメインビジュアルを作成するポイントは、横幅のサイズです。スマートフォンは、横幅が大きいものから小さいものまで多種あります。一律でこのサイズにすれば良いというものはありません。



実機もしくはGoogleChromeのデベロッパーツールなどを使い、横幅が変わってもメインビジュアルの表示に問題がないか確認することをお薦めします。

スマートフォン版サイトのメインビジュアルについて

まとめ

以上、直帰率が低くなりやすいメインビジュアルについての紹介です。


メインビジュアルはwebサイトの直帰率やコンバージョン率へ影響することもあるため、疎かにせず制作することが大切となります。また、今回紹介した4つのポイントを意識し、直帰率の低いメインビジュアルを目指しましょう。

まとめ
この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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