ランディングページは文字数がカギ!長文で注意するべき点とは?
ランディングページは、サービスや商品の魅力を1ページのみで伝え、コンバージョンに結びつけなければいけません。
そのためには、キャッチコピーや文章を読んで、行動を起こしてもらうかが重要となりますが、ランディングページの文字数はどれくらいがベストなのでしょうか?
SEOの観点から見ると、少ない文字数よりも情報量の多いページの方が、ユーザーの疑問や目的が果たしやすくコンテンツの質も高くなると言われています。
しかし、文字数を多くすることで、肝心のメリットが伝わりにくく、更に見にくいと感じてしまえばページから離脱してしまう恐れもあります。
そこで今回は、ランディングページの文字数を多くすることによる注意点について解説していきます。
目次
ランディングページ(LP)を制作する流れ
ランディングページとは、特定の目的を持って設計されたウェブページです。
具体的には製品やサービスを促進するために利用されます。
以下では、ランディングページを制作する流れについて見ていきます。
1.目的の決定
高価な買い物をする際は、誰であっても本当に買うべきかどうか迷ってしまうものです。
値段が高いほど、ユーザーの警戒心や不安感が大きくなり、その商品やサービスが本当に価値のあるものなのかを徹底的に調べるでしょう。
そのため、ランディングページでは、
・この商品やサービスはお金を払う価値がある
・購入することでユーザーに利益をもたらす
ことを明確に説明することが重要です。
2.ターゲット層の分析
次に、ランディングページの訴求対象となるターゲット層を分析しましょう。
分析内容は、ターゲット層の属性、関心ごと、検索ワードなどです。
ターゲット層について深く知ることでより効果的にランディングページを制作できます。
3.コンテンツの作成
ランディングページのコンテンツは訴求対象にあわせて制作する必要があります。
タイトルや見出し、画像、説明文、CTAなどが必要です。
また、SEO対策も同時に考慮しておくとより効果的なコンテンツにつながるでしょう。
4.デザインの作成
ランディングページのデザインは視覚的に、販売につながるかどうかを分ける重要な要素です。
分析で得た情報を元にカラーリングやレイアウト、フォントなどを選定し、ターゲット層にアピールしましょう。
5.コーディング
デザインをブラウザで閲覧できるようコーディングしていきます。
公開した後も修正できるように、誰もが修正しやすいようにコーディングするようにしましょう。
6.テストと改善
ランディングページを作成した後は、テストを行い、改善点を洗い出しましょう。
以上の流れを踏んでランディングページを制作します。
マーケティングの観点からもランディングページの制作は重要になってきます。
次の章ではランディングページの構成について見ていきましょう。
ランディングページ(LP)の構成について
1.ヘッダー(ファーストビュー)
長いランディングページで注意するべき点は、いかにストーリー性があって最後までスラスラ読んでいけるかどうかという点です。
ゴージャスなデザインにより目がチカチカし、グラフや写真が目立ちすぎて文章やタイトルに目がいかないとしたら問題です。
サイト訪問者が購入を決断できるように背中を押すためには、ページ全体のデザインが「購入」という目標に向けてアプローチしなければいけません。
文章や写真、フォーマット、デザインなど、互いに邪魔をせず、自然と文章が頭に入ってくるようにすることが大切です。
2.主要コンテンツ
文字数の多いランディングページでは、画像や写真を使って商品のイメージを膨らませることが一般的です。
しかし、その時に使用するタイトルや本文のフォントが差別化されていない場合、見栄えが悪く読みにくい印象を与えてしまいます。
長文のランディングページでは、上からタイトルだけをスラスラ読んでいっても内容が理解できるように、タイトルや本文のフォントを変えて差別化することが効果的です。
例えば、大見出しは画像フォントを使用し、サイズや色や装飾を与えることで、ひと目みるだけでメッセージが頭に入ってきます。
その他の説明文に関しては、デバイスフォントで住み分けすることで、視認性がアップし、見栄えが良くなります。
3.CTA
ランディングページは訪問してくれた方に、サービスを購入してもらうことが目的です。
ボタンやリンクなどを用いて購入しやすいようにしておきましょう。
4.信頼性の証明
5.フッター
たとえば、お問い合わせ先、SNSアカウント、サイトマップなどです。
訪問者からの質問、疑問に答えられるように整えておきましょう。
以上のようにランディングページには、ヘッダー、主要コンテンツ、CTA、信頼性の証明、フッターなどが含まれることが多いです。
しかし、訴求対象が特殊な場合は、上記の一部を省いたり、上記以外の要素を含めることがあります。
長文のランディングページが適している場合
ランディングページの文字数は、アピールする商材によって変えるのが最適です。
つまり、「文章は長ければ良い」ということではなく、場合によっては短いランディングページの方が適している場合もあるのです。
例えば、長文が向いている場合というと、商材の価格が高い場合や、サービス内容に馴染みがないものの場合、長文で商材の良さをしっかり伝えることで、興味を持ってもらうことができ、購入へと繋がりやすいと言えます。
一方、誰もが知る(なんとなくイメージできる)サービスなどで、価格帯も比較的手が出やすい場合、シンプルな内容で簡潔にまとめた方が効果的と言われています。
つまり、長文のランディングページでは、購入するリスクの高い物やサービスに対して、ユーザーの不信感や不安を拭ってあげるために、根拠や利益を十分に説明することが重要ということです。
高い値段にユーザーは抵抗感を感じる
文字数が多いランディングページで注意するポイント
商品やサービスがどのようなものなのか、特徴や伝えたいポイントがあればあるほど、説明するための文章も長くなります。
確かに、商品やサービスに馴染みがなく複雑な場合や、値段が高額な場合は、より詳しく長文で商品の良さを伝える方が効果的とお話ししました。
しかし、ランディングページを長くする際には、注意するべきポイントがいくつかあります。
せっかく丁寧に説明をしても、文章を読んでもらえず、伝えたいメッセージが到達しないと意味がありませんので、以下の注意点を抑えておきましょう。
デザイン派手過ぎてメッセージが入ってこない
フォントが見づらくメッセージが入ってこない
長文ランディングページを見やすくするコツ
長文のランディングページを見やすくするコツとしては、
・文章と写真をバランス良く使う
・タイトルと本文を差別化して見やすくする
ということが効果的と分かりました。
また、その他にも効果的な方法としては、
・フォントサイズにメリハリをつける(読ませたいメッセージは大きく)
・背景の色や文字の色を反転することで、読みやすくデザイン的な見栄えもアップ
・字間を調整して整える
・タイトルに合った写真やイメージを組み合わせる
などが挙げられます。
下までスクロールしてもらうためには、読ませたい文章の文字を大きくし、タイトルに分けて背景の色や文字の色を変えることでメリハリをつけることができます。
ただし、あまりに文字をバラバラなサイズ感で作ってしまうと、デザインの統一感が無くなってしまうので、サイズのルールは3パターンくらいに設定しておいた方が良いでしょう。
まとめ
ランディングページの目的は、伝えたいことをユーザーに理解してもらうことです。
文字数の少ないランディングページであれば、タイトルや写真によって直観的に訴えることができますが、商材が複雑なものに関しては長文のランディングページが必要になることもあります。
長文のランディングページでは、特に文章や写真のバランス、フォントサイズやカラー、字間調整などの細かい工夫によって、より良いランディングページに仕上がる可能性が高くなりますので、ぜひ実践してみてください。
また、文字数の多いランディングページの作成が難しい場合は、外注するのもひとつの方法です。