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化粧品やコスメのLP制作で意識したいポイント

2022.3.2
化粧品やコスメのLP制作で意識したいポイント
スマホなどの普及に伴い、ネットで化粧品やコスメを購入する人が増えています。それだけに競合も激しく、LPをどう作り込むかによって売り上げに大きく影響するのです。一口に化粧品・コスメといっても、基礎化粧品からメイク用のコスメまでたくさんの種類があります。何を売るのか、その商品の特徴はどんなものなのかによっても、LPの内容は違ってくるでしょう。今回は、コンバージョンにつながる化粧品やコスメのLPを制作する際に意識したいポイントについて紹介します。

目次

LP制作前に化粧品やコスメの特徴を理解する重要性

LP制作前に化粧品やコスメの特徴を理解する重要性
LP制作で最初に意識したいポイントとして、商品の特徴を理解することが挙げられます。LPの制作を始める前に、その商品の成分や製法などの特徴、顧客にどんなメリットを提供できるのかなどについて、しっかりと理解することが重要です。LPは、1枚のページの中で商品の特徴を訴求して購買意欲を高め、クロージングまで導かなければなりません。もし、訴求力が弱ければ途中で離脱されてしまうでしょう。そのため、まず何を訴求するかを明確にする前提として、商品の特徴やメリットをきちんと理解しなければなりません。たとえば、基礎化粧品であればどんな肌の悩みに効果的なのか、使用してほしい顧客の年代などを意識することが大切になります。コスメであれば、トレンドやその商品を利用することでどうきれいになれるのかを理解しなければなりません。また、医薬部外品であれば有効成分の内容や効果についてしっかりと把握することが重要になるでしょう。このように、商品の特徴を明確にすることで、訴求力があって注文やサンプル請求などのコンバージョンにつながるLP制作が可能になるのです。

商品の特徴を理解したらターゲット層を決める

商品の特徴を理解したらターゲット層を決める
商品の特徴が明確になったら、次にターゲット層を決めましょう。化粧品やコスメは、その特徴によってターゲット層が大きく違ってきます。商品の特徴をすべてピックアップすると、狙うべきターゲット層も見えてくるでしょう。たとえば、ニキビへの効果が期待できる化粧品であれば10~20代がターゲットになるでしょうし、肌のハリへの効果が期待できる化粧品であれば、アンチエイジングが気になる40代以降の女性がターゲットになります。同じ年代であっても、肌のハリが気になる人とシミが気になる人とでは求める商品が違ってきます。その顧客の持つ悩みや期待する効果を意識して、ターゲット層を決めることが重要です。同じ悩みであっても、その悩みがすぐに改善されるのか、数カ月間時間をかけてじっくりと悩みを改善するのかによってもターゲット層は違ってくるでしょう。また、化粧品やコスメは価格の幅がとても広い商品です。同じ品種であっても1,000円を切るものから10万円を超えるものまであります。商品の価格によってもターゲット層が違ってくることを意識しましょう。商品を売る側としては、売り上げを上げるためにターゲット層を広げたがる傾向があります。しかし、ターゲット層を広げてしまうと訴求点がぼやけてしまい、返ってマイナスになってしまいます。できるだけ細かく絞り込んで、ターゲット層を決めることがポイントです。

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化粧品やコスメのLP制作で気にしたい配色について

化粧品やコスメのLP制作で気にしたい配色について
化粧品やコスメのLP制作で意識したいポイントに、配色があります。たとえば、ピンクはかわいらしさや華やかさ、緑は健康や自然をイメージさせるように、配色によって顧客に与える印象は大きく違ってくるのです。設定したターゲットや商品の特徴とズレた配色でLPを制作したのでは、コンバージョンにつながりにくくなってしまうでしょう。売り上げにつながるLPにするためには、狙うターゲット層と顧客に与えたい印象を考えながら配色を決めることが重要です。たとえば、大人の女性向けの高級基礎化粧品であれば高級感が必要になります。黒やゴールドなどを使ってゴージャス感を演出するのがよいでしょう。20代の女性向けのコスメなら、パステル調のピンクなどを使って女子らしさをアピールするのがおすすめです。また、商品の原材料や成分からメインカラーを選ぶ方法もあります。たとえば、馬プラセンタを使っているのであれば、馬をイメージする茶色や牧草の緑、青空のイメージで配色するのもよいでしょう。まとまった印象を与えるためには、使用する色の数を3色程度に抑えて、色数を増やしすぎないようにするのがポイントです。色数を増やしたい場合は、同系色を使用するなどの工夫をして統一感のあるLPを制作しましょう。

薬機法薬事法に注意!NGな表現とは?

薬機法薬事法に注意!NGな表現とは?
化粧品やコスメのLP制作をする際に、特に意識したいポイントに薬機法(薬事法)があります。「化粧品」や「医薬部外品」の定義や可能な効能効果の表現については、薬機法で詳細に定められているのです。化粧品は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、皮膚もしくは毛髪を健やかに保つため」など、美容を目的に開発された商品であり、基礎化粧品やメイクコスメ、シャンプー、リンスなどが化粧品に該当します。化粧品には「肌を整える」「肌にうるおいを与える」「日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ」「髪にハリ、こしを与える」など、56項目の効能効果についての表現は認められていますが、薬品のように治癒効果を示すような表現は認められません。医薬部外品は、厚生労働省が許可した効果効能に有効な成分を含む商品で、薬用化粧品、浴用剤などがこれに該当します。医薬部外品は、医薬品に準ずるものとして効果効能に有効な成分を「有効成分」として表示することが可能です。有効成分による予防などの効果をアピールすることはできますが、薬品ではありませんので治癒的な効果を訴求することはできません。もし、薬機法に抵触するような表現をしてしまうと、行政処分や刑事罰を受けることにもなりかねませんので十分に注意しましょう。

2017年から体験談の記載がダメになる?

2017年から体験談の記載がダメになる?
化粧品やコスメのLP制作をする際に意識したいポイントに「体験談」の記載があります。顧客の体験談を通じて使用感や効能効果をアピールする手法は、効果的な方法としてよく使われています。しかし、2017年10月、厚生労働省による医薬品等適正広告基準の改正により、効能効果を訴求する体験談の記載は基本的に認められなくなりました。化粧品には、「肌の乾燥を防ぐ」「乾燥による小ジワを目立たなくする」など56項目について効能効果を謳うことが認められています。しかし、体験談の中でこれらの効能効果に触れると、その効能効果が確実であると誤認される恐れがあります。そのため、たとえ効能効果が事実であっても体験談として効能効果を訴求することはできません。体験談の下に、「あくまで個人の感想であり、すべての人に効果を保証するものではありません」などと注意書きを入れても認められないので注意が必要です。ただし、商品の使用感や香りに対する感想など、効能効果を訴求しない体験談であれば掲載が認められます。

ポイントを理解して訴求力の高いLP制作を

売り上げにつながる化粧品やコスメのLPを制作するためには、まず商品の特徴や顧客に提供できるメリットをしっかりと理解することが重要です。商品の特徴やメリットが明確になれば、訴求すべきターゲット層も見えてくるでしょう。化粧品やコスメは、そのメリットによって対象となるターゲット層は大きく違ってきます。ターゲット層を設定する際に、その幅を広くすると訴求点がぼやけてしまうので注意が必要です。年齢や抱えている悩みなどによって求める商品も違ってきますので、それを踏まえてターゲット層を細かく絞り込みましょう。狙うターゲット層が決まったら、どんな印象を持ってほしいのかを意識しながら、それにあった配色を決めていきます。化粧品やコスメについては、表現してよい効能効果が薬機法で定められています。また、体験談を使って効能効果を訴求することは認められません。薬機法に抵触しないよう、表現には十分注意することが必要です。今回紹介したポイントを意識して、訴求力の高いLPを制作しましょう。
この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
※デザイナー一覧

紙媒体のデザインからwebデザイン(LP制作・バナー制作)までオールマイティーにデザインが可能。
デザインだけではなく構成も得意なハイスペックデザイナー。毎回クオリティの高いデザインをクライアントに提供しています。

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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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