ランディングページにおけるコンバージョンってどういう意味?増加させる方法についても解説します!
ランディングページ(LP)とは、ユーザーがリンクを開いて最初に表示されるwebページのこと。
では、ランディングページにおけるコンバージョンとはどういう意味かご存じでしょうか。
ランディングページについて知識があっても、コンバージョンの意味やコンバージョンを上げる方法について知っておかなければ、意味がありません。
そこで今回は、ランディングページにおけるコンバージョンの意味とコンバージョンを増加させる方法をご紹介します。
目次
コンバージョンの意味
コンバージョンとは、成果をはかる概念的な名称で、商品やサービス、デジタルマーケティングの目的に応じて定義や種類が変わります。
コンバージョン、つまり目的を「購入」「お問い合わせ」「資料請求」「予約」「登録」などと定めて、ランディングページマーケティングをはじめるのが一般的です。
そして、金額・時間・場所の制約が大きければ大きいほどコンバージョン率は高くなり、ユーザーの心理的ハードルも高くなります。
コンバージョンの種類
1.直接コンバージョンと間接コンバージョン
直接コンバージョンと間接コンバージョンの違いは、「離脱」の有無です。
離脱せずに商品を購入した場合は直接コンバージョン、一度離脱した上で商品を購入した場合は間接コンバージョンであると言えます。
2.総コンバージョンとユニークコンバージョン
総コンバージョンとユニークコンバージョンの違いは、コンバージョンした回数と人数です。
例えば、1人のユーザーが「メルマガ登録」と「資料請求」の2つをした場合、コンバージョンされた回数は2回であるため、成果が得られたコンバージョンの合計を総コンバージョンと言います。
一方で、ユニークコンバージョンはコンバージョンした人数のことを指します。
3.クリックスルーコンバージョンとビュースルーコンバージョン
クリックスルーコンバージョンとビュースルーコンバージョンの違いは、広告をクリックしてそのままWebサイトに訪問したかどうかです。
広告をクリックしてそのままWebサイトに訪問していれば、クリックスルーコンバージョンと言えます。
一方で、広告を見たがクリックせずに、後日他サイトの広告をクリックしたり、オーガニック検索などの別ルートでWebサイトに訪問した場合は、ビュースルーコンバージョンと言えます。
4.マクロコンバージョンとマイクロコンバージョン
マクロコンバージョンとマイクロコンバージョンは、最終地点か中間地点かによって種類が違います。
ビジネス目標に直接つながりうるアクションは、マクロコンバージョンと言います。
一方で、最終的なコンバージョンに至るまでの中間地点に設定するコンバージョンは、マイクロコンバージョンと言います。
コンバージョンを上げる方法
ここまで、コンバージョンの意味と種類についてご紹介しました。
商品の申し込みや問い合わせなどを獲得できる成果のことを指すコンバージョンですが、どのようにすればコンバージョンを上げられるのでしょうか。
SEO(検索エンジン最適化)
SEOとは「Search Engine Optimization」の略語で、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで何かを検索した時に、Webサイトが上位表示されるWebサイト内の仕組みを整えることを指します。
検索エンジンには、Web表示の順位を決める独自ルールがあり、上位表示されているサイトはその条件に沿って上位表示されています。
明確なアルゴリズムは公開されていない検索エンジンもあり、一般的には、キーワードがWebサイトに適切か、ユーザーにメリットがあるか、検索エンジンのガイドラインに違反していないかが条件として挙げられています。
LPO(ランディングページ最適化)
LPOとは「Landing Page Optimization」の略語で、ランディングページをユーザーの需要にあった精度の高いものにして、コンバージョンを上げることを指します。
LPOでは、コンバージョンを増やすために、ランディングページの改善点がないかを確認することが大切です。
さらに、LPの各要素ごとにABテストを行い対策をすることが、LPOのためには重要と考えられています。
EFO(入力フォーム最適化)
EFOとは「Entry Form Optimization」の略語で、EF(エントリーフォーム)を整え、ユーザーの入力完了率を高めることでコンバージョンを上げることがEFOの目的です。
実際に、入力フォームの途中で、「内容が難しい」「書くことが多すぎる」「入力フォームがあるなら後回しにしよう」となってしまうことはありませんか。
わかりづらかったり、面倒であったりすると離脱するユーザーは多くなるので、いかに離脱率を低くできるかが大切です。
そのため、EFOをすることで、入力フォームを整えてコンバージョンを高くすることができます。
コンバージョンさせるランディングページの作り方
1.ターゲット・ペルソナを明確にする
ターゲットやペルソナがしっかり定まっていれば、「誰に向けて」「年齢層はどの層を狙うのか」「どんな悩みを解決するのか」などがはっきりするため、制作の指標になりブレにくくなります。
少々時間がかかりますが、ターゲット・ペルソナを明確にすることは最も大切な工程なので、怠らないようにしましょう。
2.構成案を作成する
次は、構成案を作っていきます。
それぞれの構成要素を満たすことで、訴求力の強いLPを作成できます。
とは言え、構成案を作る段階では、ワイヤーフレームのすべての要素を埋める必要はありません。
3.制作・実装する
最後は、制作と実装です。
まず、制作では、構成案をもとに「文章」を作成します。
このとき文章は、キャッチコピーや商品紹介文、お客様の声を参考にして考えると良いでしょう。
また、文章を作成する際には、ターゲットユーザーの視点を忘れないように注意してください。
自社がアピールしたい部分も大切ですが、大切なのはユーザーがその商品を購入したり申し込んだりしたいと思ってもらうことです。
つまり、「その商品は私が使うとそのようなメリットがあるのか」「使ってどれくらいで効果が出るのか」などのように、ユーザーが気になっていることを解決できることがわからなければいけません。
さらに、デザイン制作時の注意点としては、競合他社のランディングページのデザインと被らないようにすることが挙げられます。
ランディングページにコンバージョンを設定する際のコツ
ランディングページにコンバージョンを設定する際は、行動のハードルを高くしないようにしましょう。
ランディングページだけで商品が売れるのであれば、言うことはありません。
しかし、衝動買いして失敗しても気にならないような低価格の消耗品でなければ、後々「これは買う必要がなかった」と後悔するリスクがありますよね。
また、行動のハードルを高くしてしまうと、ユーザーの心理的ハードルも高くなり商品が売れなくなってしまいます。
そのため、心理的ハードルが低いお試し体験や資料請求などのコンバージョンをできるだけ用意して商品に興味を持ってくれるユーザーを取り逃がさないようにしましょう。
まとめ
今回は、ランディングページにおけるコンバージョンの意味とコンバージョンを増加させる方法をご紹介しました。
コンバージョンを上げるためには、SEO・LPO・EFOにこだわったり、ランディングページの精度を上げたりすることが大切です。
ただし、金額・時間・場所の制約が大きければ大きいほどコンバージョン率は高くなり、ユーザーの心理的ハードルも高くなるので、コンバージョンを決めるときはハードルが高すぎるものは避けることをおすすめします。