売れるランディングページの作り方とは?
ランディングページを作成しても、効果がなければ意味がありませんよね。
また、成果を着実に出すためには、売れるランディングページの作り方を知っていなければ、なかなか売れるランディングページを作れないものです。
そこで今回は、売れるランディングページの作り方をご紹介します。
ランディングページを使って会社の認知度を高めるためにも、どのようにしたら売れるランディングページを作れるのか、どのようにしたら効果的なのかを一緒に確認していきましょう。
目次
そもそもランディングページとは?
ランディングページとは、商品やサービスに特化した紹介ページのことを指します。
余計なリンクやコンテンツを取り除き、コンバージョンへスムーズに繋がるように作られています。
加えて、広告施策用に作ることが多いため、各広告媒体からの遷移先として利用されます。
もちろん検索エンジンからの自然流入もありますが、自然流入で短期的な結果を出すために広告を経由して訪問されることが多いです。
検索エンジンから大量のアクセスを集めるためには、SEO対策を行わなければなりませんが、広告を利用すれば、自然流入よりも簡単に上位表示が可能になります。
そのため、SEOをあまり気にせず多くの画像や動画などを使用し、コンテンツを作成することが可能です。
加えて、 ランディングページの最大の目的は、商品を購入してもらうことです。
ランディングページでは、商品やサービスの魅力についてダイレクトに訴求できるので、ページに購入や問い合わせのためのボタンを設置しておくことをおすすめします。
売れるランディングページを作る前の準備
売れるランディングページを作る前に下記の5つの素材を用意しましょう。
素材があれば、あとはテンプレートに当てはめるだけです。
何も考えずに作り始めると、やり直さなければいけない可能性が出てくるので、まずは素材準備に取り掛かることをおすすめします。
必要な5つの素材
・ターゲットが抱える問題
・ターゲットが得られる利益
・解決策と証拠
・今すぐ購入する理由
・何をどう売るのかを決める
売れるランディングページの作り方
目的(コンバージョン)設定
コンバージョンとは、ランディングページを訪れたユーザーが、企業が設定した目的を達成することを指します。
例えば、商品の購入、アプリのダウンロード、資料請求などが挙げられます。
このコンバージョンによって、ランディングページの構成や載せるべきコンテンツが変わるので、コンバージョンを明確化させましょう。
ペルソナ設定
ペルソナとは、商品・サービスの典型的なユーザーとなる人物像を、具体的に落とし込んだもののことを指します。
ただし、顧客のペルソナを空想の中で設定しないように注意してください。
真のペルソナは、性別・年齢・顧客が信用しているメディアなど、データであなたが所有している顧客リスト、SNSのフォロワー、外部のレビューサイトの意見から、拾い上げることができます。
それらの真のペルソナをもとにランディングページのデザインや配色を決めていきましょう。
構成、ワイヤーフレーム作成
ファーストビュー
ユーザーがWebページを表示したときに最初に目に入るエリアのことを、ファーストビューと呼び、ここでは、キャッチコピーやイメージ画像を使ってターゲットの興味を引きつけます。
ファーストビューでは、「キャッチコピー」「イメージ画像」「CTA(コール・トゥ・アクション)」の3つの要素を取り入れましょう。
ボディ
ここでは、「このようなお悩みはありませんか」とユーザーに悩みを代弁して共感を誘ったり、ユーザーの悩みを解消するための商品やサービスの特徴を簡潔に紹介したりします。
さらに、信頼性を高めるために、実際に商品やサービスを利用した顧客からのフィードバックやレビューを掲載します。
クロージング
ここは、購入を後押しするパートです。
ここのパートを作成する際は、「購入する」「注文する」といった文言のボタンを設置するよりも「今すぐ申し込む」という文言のボタンを設置する方が効果が高いことがポイントです。
デザイン作成
コンテンツが完成したらデザインの工程に入ります。
デザインは必ず実際の顧客データをもとに設定したペルソナに合わせましょう。
A/Bテスト
売れるランディングページを作成するための最大ポイントとなるA/Bテスト。
A/Bテストとは、バナーや広告文、Webサイトなどを最適化するために実施するテストの1つです。
特定の要素を変更したAパターン、Bパターンを作成し、ランダムにユーザーに表示し、それぞれの成果を比較することで、より高い成果を得られるパターンを見つけることができます。
さらに、ランディングページが完成した後も、マイクロコピーを中心に引き続きA/Bテストを繰り返すことで、より売れるランディングページにすることができます。
ランディングページの効果を上げるために
1.ユーザーに利益を伝える
具体的に、自社のサービスや商品を導入することでどのような効果を得られるのか、という視点でテキストを作成してください。
実際にその商品を使って問題が解決したという、イメージを持たせることがポイントです。
2.問い合わせ数に対する成約率を確認する
問合せ数にばかり目を向けるのではなく、成約率を確認することが大切です。
成約率が急激に伸びることは多くありませんが、地味な努力が実を結びます。
成約率を伸ばすために、特に、ターゲットの設定は慎重に行いましょう。
3.改善・改良を行う
定期的にLPOを行い、顧客の損失を防ぐとともに、少ないコストで成果を上げていきましょう。
以下の要素を重点的に見直し、サイトの精度を高めてください。
POINT
・ファーストビュー最適化
・コンテンツの内容、構成の改善
・CTA最適化
・エントリーフォーム最適化
・表示速度の改善
ランディングページにおけるストーリー性について
1.結・起・承・転をベースに作成していく
ランディングページの構成で「結・起・承・転」のように結論を頭に持ってくる理由は、導入部分でユーザーの疑問点にアプローチできるからです。
例えば、ダイエットをしたいと考えるユーザーに向けたランディングページを以下のように構成したとしましょう。
例
起:体重が落ちなくて悩んでいる。
承:いろいろなダイエットを試したけど続かない。
転:サプリさえ飲んで痩せるダイエットであれば続けられる。
結:サプリを飲んでいるダイエットだけで10キロも痩せた。
これでは導入部分のアプローチが弱かったり、結論にたどり着くまでが長かったりして、ユーザーが離脱してしまいます。
そこで、ユーザーの心を掴むために、「結論」を頭に持ってくることをおすすめします。
2.ストーリーを用いることでターゲット心理を理解する
ランディングページに訪れるユーザーは、はっきりと目的を持って訪れているユーザーもいらっしゃいます。
そのようなユーザーに淡々と商品の紹介をしても意味がありません。
ぼんやりとした目的で訪れているユーザーを虜にするには、ストーリー性のあるランディングページが効果的です。
3.具体的なストーリーにして購買意欲を掻き立てる
ランディングページにユーザーが訪れる際には、そのページに何かしらの効果を期待しています。
そのようなユーザーに対しては、具体的な数値を提示してあげるのが効果的です。
例えば、具体的に「10キロ痩せた」と書かれているものと、「見た目がスッキリしました」と書かれているものでは、前者の方が「本当に痩せられるんだな」と感じられますよね。
このように具体的な結論を提示してあげると、ユーザーはランディングページのメリットを実感しやすくなります。
まとめ
今回は、売れるランディングページの作り方をご紹介しました。
ランディングページを作る際は、ストーリー性を意識してユーザーの購入意欲を掻き立たせたり、サイトの精度を高めたりすることが大切です。
また、何も考えずに作り始めると、やり直さなければいけない可能性が出てくるので、まずは「ターゲットとなるユーザーが抱えている悩みは何なのか」を考えたり、その悩みを解決できる解決策・証拠を集めたりすることもおすすめします。