LP(ランディングページ)改善のチェックリスト|施策例とツールの選び方
LP(ランディングページ)の改善は、パーツごとに確認する項目を決めてから取りかかると、直すべき箇所を見落とさずに進められます。思いついた箇所から手を加えると、効果のあった変更が分からなくなり、改善が行き詰まりやすくなります。
この記事は、LPの成果を伸ばしたいものの、具体的にどこをどう直せばよいか迷っている企業のWeb担当者の方に向けて、改善の実務で使える項目と進め方を整理したものです。
この記事で分かること
- 改善を始める前に見直すこと
- パーツ別のチェックリストと直し方
- BtoCとBtoBで異なる改善のポイント
- 改善に使うツールの選び方
- 制作会社への修正の伝え方
LPOの考え方や、改善を進める手順の全体像については、「LPO(ランディングページ最適化)とは?SEO・EFOとの違いなども解説」で解説しています。
目次
LP改善を始める前に見直すことは何か
パーツを直す前に、LPのゴールの設定と、LPという形が商材に合っているかを確かめます。ここがずれていると、キャッチコピーやボタンをどれだけ改善しても、成果は伸びにくいままです。
コンバージョン地点の設定は適切か
コンバージョン地点とは、LPで訪問者にしてもらう行動を、どこに置くかということです。購入、定期購入の申し込み、無料サンプルの請求、資料請求、問い合わせなどが該当します。
訪問者にとって負担の大きい行動をいきなり求めると、関心があっても申し込みには至りません。たとえば、初めて知った食品をいきなり定期購入で申し込む人は多くありません。このような場合は、無料サンプルやお試しセットをゴールにして、まず商品を試してもらうほうが、最終的な購入につながりやすくなります。
| 訪問者の状態 | 設定しやすいゴールの例 |
|---|---|
| 商品を初めて知った段階 | 無料サンプル、お試しセット、資料請求 |
| 他の商品と比べている段階 | 無料相談、見積もり依頼、体験の申し込み |
| 購入をほぼ決めている段階 | 購入、定期購入、契約の申し込み |
広告の配信先やキーワードによって、LPに来る人の段階は変わります。訪問者の多くがどの段階にいるのかを考え、ゴールがその段階に合っているかを確認します。
商材やターゲットにLPという形が合っているか
LPは、1ページの中で情報を伝えきり、その場で行動してもらうことに向いた形です。そのため、商材やターゲットによっては、LPだけで成果を出そうとすること自体に無理がある場合があります。
- 検討に時間がかかる商材:高額な商品や、社内で稟議が必要な法人向けのサービスなど。1回の訪問で申し込みまで進む人は少ない
- 情報を得る経路がWeb以外に多いターゲット:チラシや店頭、紹介などで判断することが多い層
- 説明に対面での実演や相談が欠かせない商材:LPだけでは魅力や使い方が伝わりきらない
このような場合でも、LPが不要になるわけではありません。資料請求や相談の申し込みなど、検討の入口をゴールにしたり、営業担当者の説明や紙の資料と役割を分けたりすることで、LPを生かせます。
改善の目的と、比べる数値を決めておく
最後に、今回の改善で何を良くしたいのかを1つに絞り、改善の前後で比べる数値を決めておきます。たとえば「ファーストビューでの離脱を減らす」なら、ファーストビューより下まで読み進めた人の割合を比べます。目的と数値を決めずに改善を始めると、変更した後に良くなったのかどうかを判断できません。
改善を進める手順の全体像や、LPOの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
LP改善ではパーツごとに何を確認するか
LPの改善は、パーツごとのチェック項目に沿って、当てはまらない箇所を洗い出すことから始めます。確認する項目と、当てはまらなかった場合の主な直し方は次のとおりです。
| パーツ | チェック項目 | 主な直し方 |
|---|---|---|
| ファーストビュー | 誰に向けた、何のページかがすぐに分かるか | ターゲットと得られる結果をキャッチコピーに入れる |
| 見出しと文章量 | 見出しだけを拾い読みしても内容が分かるか | 見出しに結論を書き、1段落の文章を短くする |
| 画像とビジュアルキュー | 画像が内容の理解を助け、視線が次の情報へ流れるか | 商品の使用場面の写真にする、視線の向きや矢印で誘導する |
| 実績・利用者の声・UGC | 申し込み前の不安に答える情報があるか | 実績の数値に根拠を添える、利用者の写真付きの声を載せる |
| CTAボタン | 押した後に何が起きるかが分かるか | 行動と得られるものを文言にする、配置を増やす |
| 入力フォーム | 入力の手間が最小限になっているか | 項目を減らす、入力例と自動入力を用意する |
| 表示速度と操作性 | すぐに表示され、スマートフォンでも操作しやすいか | 画像を軽くする、ボタンや文字の大きさを見直す |
それぞれのパーツをなぜ見直すのかという考え方は、LPOの記事で解説しています。ここでは、チェック項目に当てはまらなかったときの具体的な直し方を紹介します。
ファーストビュー(キャッチコピー・メインビジュアル)
ファーストビューでは、訪問者が「自分に関係のあるページだ」と数秒で判断できるかを確認します。キャッチコピーが商品の特徴だけを述べていると、読み手は自分にとっての意味を考えなければなりません。
直すときは、誰に向けたページかと、読み手が得られる結果を言葉にします。たとえば、法人向けの会計システムなら「業務効率化を実現するシステム」より、「請求書の作成にかかる時間を減らしたい経理担当者へ」のほうが、対象の読み手に届きます。メインビジュアルも、商品の外観だけでなく、使っている場面や得られる状態が伝わるものを選びます。
見出しと文章量
LPの訪問者の多くは、文章を最初から最後まで読むのではなく、見出しと太字を拾いながらスクロールします。見出しだけを読んでも、そのパートで伝えたいことが分かるかを確認します。
見出しが「こだわり」「特長」のように抽象的な場合は、「国産の原料だけを使っています」のように結論を書く形に直します。本文は、1つの段落で伝えることを1つに絞り、長い説明は箇条書きや図に置き換えます。説明を削りすぎて必要な情報まで消えないよう、訪問者からよく受ける質問を基準に、残す情報を判断します。
画像とビジュアルキュー
画像は、文章より先に目に入り、LPの印象を大きく左右します。雰囲気のための画像が続いていないか、画像を見るだけで内容が想像できるかを確認します。
ビジュアルキューとは、人物の視線や指差し、矢印などで、読み手の視線を次の情報へ誘導する表現のことです。たとえば、人物の写真がページの外側を向いていると、読み手の視線もページの外へ流れます。人物の視線をキャッチコピーやCTAボタンの方向に向けると、読み手の視線を自然に誘導できます。
実績・利用者の声・UGC
申し込みの直前に訪問者が抱くのは、「本当に大丈夫だろうか」という不安です。その不安に答える情報が、申し込みボタンの近くにあるかを確認します。
実績は、導入社数や受賞歴などを、時期や条件とあわせて示します。利用者の声は、名前や年代、写真などがあると、実在する人の感想として受け取られやすくなります。UGC(User Generated Content)とは、利用者がSNSなどに投稿した写真や口コミのことで、企業が作った素材よりも率直な評価として受け止められる傾向があります。掲載する場合は、投稿者の許諾を得たうえで使用します。
CTAボタン
CTAボタンでは、押した後に何が起きるのかが、ボタンを見ただけで分かるかを確認します。「送信」「こちら」などの文言では、押した後のことが想像できず、ためらう人が出てきます。
文言は「無料で見積もりを依頼する」「3分で申し込む」のように、行動と得られるものを組み合わせます。配置は、ファーストビューだけでなく、料金の説明の後や、利用者の声の後など、申し込みを考えやすい箇所に追加します。ボタンの近くに「送料無料」「いつでも解約できます」などの一言を添えると、最後のひと押しになります。
入力フォーム
入力フォームでは、項目の数と入力の手間を確認します。申し込みの時点で必要のない項目が入っていないかを見直し、後から聞けばよい項目は削ります。
あわせて、入力例を表示する、郵便番号から住所を自動で入力する、入力の誤りをその場で知らせる、といった工夫を加えます。必須の項目と任意の項目がひと目で分かるようにしておくと、入力の途中でやめる人を減らせます。
表示速度と操作性
最後に、LPがすぐに表示されるか、スマートフォンで操作しやすいかを確認します。LPは画像を多く使うため、画像のファイルサイズが大きいと表示に時間がかかります。
画像は、表示される大きさに合わせて圧縮します。スマートフォンでは、文字が小さすぎないか、ボタンが指で押しやすい大きさか、隣のボタンと近すぎないかを、実際の端末で確認します。パソコンで作業していると気付きにくいため、確認の工程を必ず設けておくことが大切です。
BtoCとBtoBで改善の進め方はどう違うか
BtoCとBtoBでは、訪問者が申し込みを決めるまでの過程が異なるため、改善で強化する情報も変わります。BtoCはその場の判断を後押しする情報、BtoBは社内で検討を進めるための情報を中心に見直します。
| 観点 | BtoC(個人向け) | BtoB(法人向け) |
|---|---|---|
| 申し込みの決め方 | 本人がその場で判断することが多い | 検討期間が長く、担当者・上長・決裁者など複数人で決める |
| 主なゴール | 購入、定期購入、無料サンプルの請求 | 資料請求、問い合わせ、見積もり依頼 |
| 重視される情報 | 使用場面のイメージ、利用者の声、特典や価格 | 導入実績、仕様や対応範囲、費用の目安、導入までの流れ |
| 改善で見直す箇所 | ファーストビューの訴求、特典の見せ方、購入までの手順 | 事例の載せ方、比較や仕様の情報、資料請求の導線 |
BtoCのLPで見直すポイント
BtoCのLPでは、訪問者が「自分が使っている姿」を思い浮かべられるか、そして「今申し込む理由」があるかを確認します。個人の購入は、理屈だけでなく、共感や期待感に後押しされて決まることが多いためです。
- 使用場面の写真や、使う前と後の変化を伝える構成になっているか
- 年代や悩みが近い利用者の声を載せているか
- 初回限定の価格や送料無料などの特典が、ファーストビューとCTAの近くで分かるか
- 購入までの手順が短く、スマートフォンで迷わず進めるか
定期購入を扱う場合は、購入回数の条件、支払いの総額、解約の方法を、申し込みの前に分かりやすく示します。特定商取引法では、定期購入の契約条件を申し込みの最終確認画面で表示することが求められています。条件を小さな文字で目立たなくすると、法令上の問題になるだけでなく、申し込み後の解約やクレームの原因にもなります。
BtoBのLPで見直すポイント
BtoBのLPを見ている担当者は、自分だけで導入を決められないことがほとんどです。LPを見た後、上長や関係部署に説明して了承を得る必要があります。そのため、担当者が社内で説明するときに使える情報がそろっているかを確認します。
- 自社と近い業種や規模の導入事例があるか
- 対応範囲、仕様、他の方法との違いが整理されているか
- 費用の目安や、見積もりに必要な情報が示されているか
- 問い合わせから導入までの流れと期間が分かるか
- 社内で共有できる資料をダウンロードできるか
製造業のLPであれば、担当者が知りたいのは、自社の図面や条件に対応できるかどうかです。対応できる素材や加工方法、加工精度、生産できるロットの範囲、保有している設備、品質管理の体制などを具体的に示すと、問い合わせの前に判断しやすくなります。「小ロットでも相談できるか」「図面がない段階でも相談できるか」など、問い合わせ前によく出る疑問に答えておくことも有効です。
BtoBでは、LPを見てすぐに発注する人はまれです。ゴールは資料請求や問い合わせに置き、フォームの項目も、最初の接点としての負担が小さくなるように絞ります。
LP改善にはどのようなパターンがあるか
パーツ単位の修正に加えて、LP全体に関わる改善のパターンとして代表的なのが、訪問者に合わせた情報の出し分け、関心の段階に合わせた訴求の切り替え、足りない情報の追加の3つです。ここでは、具体的な場面を例に紹介します。
訪問者の地域に合わせて情報を出し分ける
全国に店舗や拠点がある企業では、すべての訪問者に同じLPを見せると、訪問者が自分の地域の情報を探す手間が生まれます。
たとえば、全国に支店がある不動産会社の場合、東京から訪れた人にも大阪から訪れた人にも同じ物件情報や店舗一覧を見せると、自分に関係のある情報にたどり着く前に離脱されることがあります。広告の配信地域や訪問者の所在地に合わせて、近くの支店や、その地域の物件をファーストビューの近くに表示すれば、訪問者は自分向けのページだと感じやすくなります。
地域ごとにLPを丸ごと作り分ける必要はありません。ファーストビューの一部や、店舗情報のパートだけを差し替える形でも効果が見込めます。
関心の段階に合わせて訴求を変える
同じ商品でも、初めて検討する人と、すでに経験のある人とでは、知りたいことが異なります。
たとえば、ゴルフ場の予約サイトであれば、ゴルフを始めたい人は「初心者でも楽しめるか」「道具がなくても大丈夫か」を知りたいと考えます。一方、経験者は「コースの難易度」「予約の取りやすさ」「料金」を比べたいと考えます。同じLPでこの両方に応えようとすると、どちらにとっても情報が探しにくくなります。
このような場合は、広告のキーワードや配信先に合わせて、初心者向けと経験者向けでファーストビューの訴求や情報の順序を変えます。広告側で訪問者を分け、LP側で受け止める内容を変えることで、それぞれの訪問者に合った説明ができます。
足りない情報をパートとして追加する
LPを読み進めた訪問者が、途中で離脱したり、申し込みをためらったりするのは、判断に必要な情報が足りていないことが原因の場合があります。この場合は、既存のLPに新しいパートを追加します。
追加するパートは、訪問者が実際に抱いている疑問から選びます。電話やメールで繰り返し受ける質問、営業担当者が商談でよく説明している内容、ヒートマップで離脱が多い箇所の直前に書かれている内容などが手がかりになります。
- 「料金は結局いくらかかるのか」という質問が多い → 料金表と、よくある利用例ごとの費用の目安
- 「自分に合うか分からない」という声が多い → 利用者の属性ごとの声、向いている人と向いていない人
- 「申し込んだ後どうなるのか」という不安がある → 申し込みから利用開始までの流れ
追加するパートは、その疑問が生まれる位置の近くに入れます。たとえば料金の疑問が商品説明の後で生まれるなら、料金表は商品説明の直後に置きます。コンテンツの追加で対応するか、LPを作り直すかの判断の目安は、こちらの記事で解説しています。
LP改善に使うツールにはどのような種類があるか
LP改善に使うツールは、そのツールで何が分かるのかを基準に選びます。訪問者の数や流入元を知りたいのか、ページのどこで離脱しているのかを知りたいのかによって、必要なツールが変わるためです。
ツールの種類と分かること
LP改善で使われる主なツールの種類と、それぞれで分かることは次のとおりです。
| ツールの種類 | 分かること | 主に使う場面 |
|---|---|---|
| アクセス解析ツール | 訪問者の数、流入元、滞在時間、コンバージョン率 | LP全体の状況を数値で把握するとき |
| ヒートマップツール | ページのどこがよく読まれ、どこで離脱しているか | ページ内の問題箇所を探すとき |
| A/Bテストツール | 変更した2つのパターンのうち、どちらの成果が高いか | 改善の効果を確かめるとき |
| EFOツール | 入力フォームのどの項目で離脱しているか | フォームを改善するとき |
| 訪問者の疑問を集めるツール | 訪問者がLPのどこで、何を疑問に思ったか | 足りない情報や伝わっていない点を探すとき |
アクセス解析ツールやヒートマップツールには、無料で使えるものもあります。まずはこの2つで現状を把握し、改善の効果を確かめる段階でA/Bテストツールを、フォームに課題がある場合はEFOツールを加えていくと、無駄なく導入できます。
ツールを選ぶ5つの基準
同じ種類のツールでも、機能や料金は製品によって異なります。導入するツールを選ぶときは、次の5つの基準で比べます。
- 利用目的:何を知りたいのか、どの課題を解決したいのかに合っているか
- 機能:必要な分析ができるか。反対に、使わない機能が多すぎないか
- 予算:初期費用と月額費用、アクセス数に応じた従量課金の有無
- 操作性:専門知識がなくても、社内の担当者が日常的に使いこなせるか
- サポート体制:導入時の設定支援や、問い合わせへの対応があるか
多機能なツールを導入しても、使いこなせなければ改善にはつながりません。無料の試用期間があるツールであれば、実際に自社のLPで試し、担当者が無理なく使い続けられるかを確かめてから決めるのが確実です。
訪問者の疑問を集めるツール「mitekiku+AI」
アクセス解析ツールやヒートマップツールで分かるのは、訪問者が「どこで」離脱したかです。一方で、「なぜ」離脱したのか、つまり訪問者がLPを読みながら何を疑問に思い、何が分からずに読むのをやめたのかは、数値からは読み取れません。
そこで当社が開発したのが、mitekiku+AI(ミテキクエーアイ)です。LPのコンテンツの間にAIチャットを配置し、訪問者がその場で質問できるようにするシステムで、AIは事前に登録した情報をもとに回答します。寄せられた質問は、LPのどのパートで生まれたものかとあわせて管理画面に蓄積されるため、訪問者が実際に抱いた疑問をデータとして確認できます。
集まった質問は、LP改善の材料になります。同じ質問が多く寄せられているパートには、説明が足りていない可能性があります。その質問への答えをLPに追加したり、表現を見直したりすることで、訪問者の声を反映した改善を進められます。
mitekiku+AIの詳細はこちら:https://mitekiku.com/
制作会社に改善を依頼するときは何を伝えればよいか
制作会社に改善を依頼するときは、どこを、なぜ、どう変えたいのかを、根拠となるデータとあわせて伝えることが大切です。伝える内容があいまいだと、意図と違う修正が上がってきて、確認と修正のやり取りが増えてしまいます。
依頼の前にそろえておく情報
依頼の前に、次の情報を整理しておくと、制作会社とのやり取りがスムーズになります。
- 改善の目的:何を良くしたいのか(例:ファーストビューでの離脱を減らしたい)
- 修正したい箇所:LPのどのパートを変えたいのか
- そう考えた理由:アクセス解析やヒートマップのデータ、問い合わせで多い質問など
- 参考にしたいLPやデザイン:方向性を共有するための具体例
- 必要な素材:差し替える写真、新しい実績の数値、利用者の声など
- 希望の公開日:広告の配信開始日やキャンペーンの開始日に合わせる必要があるか
特に「そう考えた理由」を共有しておくと、制作会社から、依頼した箇所以外の直し方も含めて提案を受けやすくなります。修正したい箇所だけを伝えるより、解決したい課題を伝えるほうが、改善の選択肢が広がります。
修正指示は画面上で具体的に伝える
修正の指示は、「もっと目立たせてほしい」「全体的に明るくしてほしい」のような言葉だけでは、受け取る人によって解釈が分かれます。どのボタンを、どの程度、どう変えたいのかを、実際の画面を示しながら伝えることが大切です。
指示を画像やPDFに書き込んで送る方法もありますが、関係者が多いと、誰の指示が最新なのかが分からなくなったり、メールの見落としで修正が漏れたりすることがあります。
当社が開発したmitekaku(ミテカク)は、こうした修正指示のやり取りをまとめて行える修正指示ツールです。
- 画像・動画・PDFのほか、WebサイトのURLからページのキャプチャーを取り込める
- 修正したい箇所を囲んで、その場に指示を書き込める。参考画像も添付できる
- デザインを縮小せず等倍で確認できるため、文字の大きさなど細かい指示も正確に入れられる
- 複数人で同じデータに同時に書き込め、指示を書いた人や履歴も残る
- 共有用のURLを発行して、メールやチャットで制作会社に渡せる
mitekakuには、無料で使えるプランと、機能を拡張した有料プランがあります。
mitekakuの詳細はこちら:https://mitekaku.com/
プランの比較はこちら:https://mitekaku.com/plan-compare
修正の範囲と費用を事前に確認する
改善の依頼では、作業に入る前に、修正の範囲と費用を確認しておきます。特に次の点は、認識のずれが起きやすいところです。
- 修正の回数:見積もりの金額に何回までの修正が含まれるか
- 作業の範囲:デザインの修正だけか、コーディングやサーバーへの反映まで含むか
- 元のデータの有無:LPのデザインデータが手元にあるか、誰が持っているか
- パートの追加:新しいパートを追加する場合、構成やテキストの作成まで依頼できるか
元の制作会社とは別の会社に改善を依頼する場合は、LPのデザインデータが引き継がれていないことがあります。その場合、既存のLPを部分的に直すよりも、構成から作り直すほうが、手間と費用の両面で合理的になることもあります。どちらが適しているかは、依頼先の制作会社に相談して判断します。
LP改善を続けるにはどうすればよいか
LP改善を続けるには、改善の内容と結果を記録に残し、振り返る時期をあらかじめ決めておくことが大切です。改善の手順そのものよりも、担当者の異動や日々の業務に押されて改善が止まってしまうことのほうが、多くの企業にとっての課題になります。
改善の内容と結果を記録に残す
LPを改善したら、何を、なぜ、どう変えて、どうなったのかを記録に残します。記録がないと、過去に試して効果がなかった変更を繰り返したり、担当者が変わったときに経緯が分からなくなったりします。
記録には、次の項目を残しておくと、後から振り返りやすくなります。
| 記録する項目 | 記入の例 |
|---|---|
| 変更した日 | 公開した日付 |
| 変更した箇所 | ファーストビューのキャッチコピー |
| 変更した理由 | ファーストビューでの離脱が多かったため |
| 変更の前と後 | 変更前後の文言や画像 |
| 比べた数値と結果 | ファーストビューより下まで読んだ人の割合の変化 |
| 次に試すこと | メインビジュアルを使用場面の写真に変える |
表計算ソフトの一覧で十分です。大切なのは、形式よりも、変更のたびに必ず書き残す習慣をつけることです。
定期的に振り返る時期を決める
改善は、気付いたときに行うだけでは続きません。月に1回など、LPの数値を確認して次の改善を決める時期を、あらかじめ予定に組み込んでおきます。
振り返りには、LPの担当者だけでなく、広告の運用担当者や、営業・カスタマーサポートの担当者にも加わってもらうと効果的です。広告の配信状況や、問い合わせで多い質問、商談で聞かれることなど、LPの数値だけでは見えない情報が集まり、次の改善のヒントが得られます。
商品や市場の変化に合わせて見直す
LPの成果は、LPを変えていなくても、周りの状況が変わることで下がる場合があります。次のような変化があったときは、定期的な振り返りを待たずにLPを見直します。
- 商品の価格や仕様、特典の内容が変わったとき
- 広告の配信先や訴求の内容を変えたとき
- 競合が新しい商品を出したり、訴求を変えたりしたとき
- 季節や行事によって、訪問者の関心が変わる時期
- 掲載している実績や数値が古くなったとき
特に、掲載している実績の数値や受賞歴は、時間がたつと実態と合わなくなります。古い数値を載せたままにすると、訪問者の信頼を損なうだけでなく、表示のルールに抵触するおそれもあるため、定期的に最新の情報に更新します。
まとめ
LPの改善は、パーツを直す前に、ゴールの設定と、LPという形が商材に合っているかを確かめることから始めます。そのうえで、パーツ別のチェックリストに沿って当てはまらない箇所を洗い出し、1つずつ直していきます。
BtoCではその場の判断を後押しする情報を、BtoBでは社内で検討を進めるための情報を強化するなど、商材によって見直すべき点は変わります。改善には、アクセス解析やヒートマップで「どこで」離脱したかを確かめ、訪問者の疑問から「なぜ」離脱したかを探る、という両方の視点が役立ちます。
制作会社に改善を依頼するときは、修正したい箇所と理由を、データや画面とあわせて具体的に伝えます。改善の内容と結果を記録し、振り返る時期を決めておくことで、LPの成果を継続して高めていけます。
LP制作のご相談は株式会社Ryuki Designへ
この記事を運営する株式会社Ryuki Design(リューキデザイン)は、LP制作に特化したデザイン会社です。累計取引社数4,000社以上、累計5,000本以上(2025年は年間600本以上)のランディングページ制作を手掛けています。
既存のLPへのパートの追加や、デザインの修正、構成から見直す作り直しについてもご相談いただけます。アクセス解析のデータや、お客様から寄せられる質問など、改善を考えたきっかけをお聞かせください。ディレクターが課題を整理し、構成からご提案します。
ランディングページ制作の全工程を、完全内製体制で行っています。下請けや外注先は存在せず、ディレクター・デザイナー・コーダーが常に連携の取れる環境にあります。お客様にご用意いただくのは、商材情報とご要望・仕様の2つだけです。
LP制作のご相談はこちら:https://rdlp.jp/lp/high_quality
制作実績はこちら:https://rdlp.jp/portfolio
よくある質問
- LP改善は、どこから手を付ければよいですか。
まずは、LPのゴールの設定が訪問者の段階に合っているかを確認し、そのうえでファーストビューから見直すのが一般的です。ファーストビューは訪問者のほぼ全員が目にする箇所のため、改善の効果が数字に表れやすくなります。この記事のチェックリストを上から順に確認し、当てはまらない項目が多いパーツから着手してください。
- LPの改善は、自社で行うのと制作会社に依頼するのと、どちらがよいですか。
修正の内容によって分けるのが現実的です。文言の差し替えなど、管理画面から自社で更新できる作業は、自社で行うほうが早く進められます。デザインの修正や画像の作成、パートの追加、構成の組み替えなど、制作の工程が必要な作業は、制作会社に依頼するほうが仕上がりを保ちやすくなります。
- 他の制作会社が作ったLPの改善も、依頼できますか。
対応している制作会社は多くあります。ただし、LPのデザインデータが手元にない場合は、既存のデザインを部分的に直すことが難しいことがあります。依頼の前に、デザインデータやサーバーの情報がどこにあるかを確認しておくと、見積もりや進め方の相談がスムーズになります。
- LP改善の費用は、どのくらいかかりますか。
修正の範囲によって大きく変わるため、一概には言えません。文言の差し替えのような小さな修正と、新しいパートの追加や構成の組み替えでは、必要な作業が大きく異なります。見積もりを依頼する際は、修正したい箇所と理由、修正の回数、コーディングやサーバーへの反映まで含むかを伝えると、比較しやすい見積もりを受け取れます。
- LPを改善しても成果が変わらない場合は、どうすればよいですか。
パーツの修正を重ねても成果が変わらない場合は、LPの外側や前提に原因がある可能性があります。ゴールの設定が訪問者の段階に合っているか、広告の訴求とLPの内容が一致しているかを確認してください。それでも改善しない場合は、構成から見直してLPを作り直すことも選択肢になります。











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