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直帰率とは?ランディングページの直帰率を改善する方法を紹介します!

2022.9.25
直帰率とは?ランディングページの直帰率を改善する方法を紹介します!
ランディングページにとって、直帰率が重要と言われます。ランディングページの直帰率とは何でしょうか。似たような言葉に離脱率がありますが、直帰率とはどう違うのでしょうか。ここでは、直帰率の目安や、直帰が発生する原因についても解説します。

目次

直帰率とは何か、離脱率との違い

直帰率とは何か、離脱率との違い
直帰率とは、そのページを最初に訪れたユーザーが他のページを訪問しないで他サイトに移る、ブラウザを消す割合のことを指します。一方離脱率は、サイトを訪れたすべてのユーザーが、そのページから他サイトに移ったり、ブラウザを消す割合のことを指します。そのページを1ページ目に訪れたユーザーのみを対象にカウントするのが直帰率、それ以外の訪れたユーザーも対象にカウントするのが離脱率です。



ランディングページは、基本的に1ページ目に訪れるページなので、直帰するか購入するかの2択になります。そのため、どれだけ直帰率を下げられるかがランディングページ成功のカギとなるのです。

直帰率の目安

直帰率の目安
通常、直帰率は40パーセント程度が目安となっています。とはいえこれはあくまでも目安であり、直帰率は流入源やページの構成によって左右されるものです。広告から流入してきたユーザーよりも、キーワード検索で流入してきたユーザーのほうが、直帰率は低くなります。なぜなら、広告は何気なくクリックする人もいるからです。また、取り扱っている商品やサービスの業界によっても直帰率は左右されます。



例えば、ヘルス・フィットネス関連の商品やサービスであれば直帰率63パーセント、不動産関連であれば57.47パーセント、金融サービス関連であれば53パーセントほどが平均値という研究データも存在します。(出典:BRAFTON 2017 CONTENT MARKETING BENCHMARK REPORT)業界によって10パーセント以上も直帰率の平均に差が出ることもあるようです。
また一般的には、直帰率の目安はECサイトで20パーセントから45パーセントといわれています。
また、B to Bのサイトであれば25パーセントから55パーセント、ECサイトでは20パーセントから45パーセントです。
しかし、サイトの種類や特性などに応じて直帰率は大きく左右されるため、厳密に目安とすることはできません。

なんとなく検索結果の広告をクリックしたユーザーと明確に意図をもってサイトに入ったユーザーとは直帰率が異なりますよね。
その他にも、内部リンクの多いページと内部リンクのないページでは、内部リンクの無いページのほうが直帰率は高くなります。
そのため、どの状況においても直帰率が高いから改善が必要となるわけではありません。

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SEOと直帰率の関係について

直帰率はSEOに対してどのような影響を与えるのか、気にされている方も多いですよね。
まず、直接的なランキングの影響はありません。
直帰率が検索順位を決めるわけではなく、ユーザーの目的が満たされているかどうかによって決まります。
よって、自社サイトの直帰率が高い場合であっても、それによって検索順位が下がってしまうことはありません。
反対に、直帰率の低さから検索順位が上昇するわけでもありません。

また、直帰率は低ければよいという考えをお持ちの方は多くいらっしゃいますよね。

しかし、直帰率が低いからよいウェブサイトであるとは言えません。
サイトの価値と直帰率は直接的な結びつきがなく、サイトの形態やユーザーの検索キーワード、検索の意図に応じて直帰率は変化します。
そのため、Googleでは検索順位を設定する際の指標に、直帰率を含めていません。

直帰率よりも自社サイトが果たす役割とは何かを考えるようにしましょう。
ウェブサイトにはコーポレートサイト、LP、採用サイトなど様々な種類のものがあります。
それらは、ターゲットとするユーザーも設定された目的も異なります。
改めて、自社のサイトは何のためにあるサイトなのか、という目的を問いなおして直帰率を分析してみましょう。

直帰率とSEOは直接的な関係がないと解説しましたが、やはり直帰率まで考慮されたページであるとユーザーの役に立ちます。
それに伴って、検索順位も上昇しやすくなります。
そのような意味では、直帰率とSEOは間接的な関係をもっているといえるでしょう。

直帰率を低くしようと考えるのではなく、ユーザーにとって役立つサイトにすることを重点的に始めましょう。
その結果として、適正な直帰率を目指すようにしていきましょう。

ランディングページの場合は、コンバージョンに直結するページなので、40パーセントを上回る場合は基本的に改善が必要です。 広告からランディングページに流入してくるユーザーがほとんどだと思いますので、広告の改善とランディングページのコンテンツ自体の改善が求められます。

直帰が発生する原因

直帰が発生する原因
ランディングページの直帰は、どのような原因で発生するのでしょうか。

目的のコンテンツや情報がない、または見つけられない

ユーザーがランディングページを訪問するきっかけとなった、流入キーワードや広告文に書かれていた内容と、訪問したページに書かれていた内容にギャップがあるとすぐ直帰されてしまいます。また、ユーザーが欲しい情報は記載されているのに、コンテンツ構造やデザインが複雑または見づらいために、見つけられない場合も同様です。

導線がうまく機能していない、または設置されていない

ユーザーが欲しい情報はあるのに、次にユーザーが何を行えばいいかがわからず、直帰されてしまうことがあります。この場合は、ナビゲーションリンクが不足していたり、明確な導線がなかったりすると直帰率が上がります。コンバージョンボタンが見当たらない、ランディングページの一番下にしかない、などもユーザーが次の行動に至らない原因となります。

ページを表示・閲覧するにあたり、ストレスが大きい

ページの読み込みに時間がかかると、ユーザーはストレスを感じるので、直帰率が上がります。また、レイアウトがパソコン対応で、スマホに対応していないような場合も、スマホユーザーの直帰が増えることになります。また、文字が小さかったり、行間が狭すぎたり、改行が適切でない場合も、直帰が増えるでしょう。さらに、色合いやデザインがごちゃごちゃした印象があり、見ていると目が疲れてしまうようなページも直帰の原因となりえます。

ユーザーの目的が解決され満足して離れる

ユーザーが知りたい情報が得られ、満足して直帰するのであれば、何も問題ありません。ユーザーは、ちょっとした情報を知りたくて、訪問する場合もあるからです。商品の価格を知りたいとか、カラーバリエーションを知りたいなど、簡単な疑問を解決するために、訪問することも多いものです。このような場合は、すぐに情報を得られるので早く直帰することになります。このようなケースであの直帰であれば、他の類似商品やサービスと比較したり、日を改めたりして、またページに戻ってきてくれる可能性は高いです。
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直帰率の改善方法

直帰率の改善方法
ユーザーに直帰されないために、以下の点に注意しましょう。

キーワードの再選定

ユーザーがキーワード検索によってサイトを訪問した場合、そのキーワードに関する情報が得られなければ、ユーザーはすぐ直帰してしまいます。そのため、直帰率が高ければ、キーワードを見直す必要があります。また、キーワードはペルソナのニーズと合っているのに、サイトのコンテンツが、微妙にキーワードとずれている場合があります。このような場合は、コンテンツを修正して対応する必要があるでしょう。また、キーワードはメインキーワードだけでなく、競合性の低いサブキーワードを狙うことも重要です。どんなワードの組み合わせにするべきか、Googleサーチコンソールなどのツールを使って、検証するようにしましょう。

広告の改善

広告文が読みにくかったり、内容がわかりづらいと広告の意味がありません。また、広告の内容とサイトのコンテンツが合っていないと、せっかくページを訪問してくれてもすぐ直帰されてしまいます。そのため、ペルソナの設定を基準にして、広告の内容とサイトのコンテンツが一致しているかどうか、再度見直してみましょう。

コンテンツの見直し

ランディングページ内のコンテンツは、一度作ったらそのまま使い続けるのではなく、定期的に見直しをして、改善するようにしましょう。同業他社のサイトを見て、どのようなコンテンツを掲載しているのか、チェックすることも重要です。たとえ自社製品が、同業他社製品より優れていたとしても、他社のほうがサイトのコンテンツが充実していれば、お客様はそっちに流れてしまいます。



また、コンテンツは短すぎると、十分な説明ができているとは言えません。かといって、長すぎるとくどい印象を与えてかえってマイナスになります。読みやすく十分な内容を網羅して、かつ簡潔にまとめることが大切です。直帰率が高い場合は、どのコンテンツ部分で直帰されている割合が高いのかをヒートマップなどで確認できます。直帰率に最も影響を与えてしまっているコンテンツから優先的に改善と検証をしていきましょう。

配置の見直し

サイトのコンテンツは、配置を変えるだけでも、印象が大きく変わります。ユーザーの目線に立って、見やすくわかりやすい論理的な構成になっているか検証することも大切です。サイトを構築した人は、ユーザー目線になるのがなかなか困難です。なぜなら、「こう作ればユーザーの期待に沿ったサイトになるはず」と、思い込んでいるからです。



そこで、本当にユーザー目線で作られているかどうか確認するには、サイト構築に関わっていない第三者に見てもらうことをおすすめします。第三者が見てわかりやすいサイトなら、ユーザーから見ても、わかりやすいサイトになっているはずです。情報構成の論理性だけでなく、デザイン性の面でも第一印象をヒアリングすると改善に役立ちます。

スマホ対応は必須

スマホ人口はますます増える傾向にあり、いまやパソコンでサイト検索している人は、少数派と言っていいでしょう。特にtoC商品・サービスを取り扱っている場合は、9割以上がスマホでの流入と考えてください。そのため、サイトは必ずスマホ対応になっていないと直帰率が増えてしまいます。

直帰率を下げるために重要なことについて

直帰率を下げるためには、コンテンツの内容と検索結果が一致していることが重要です。
コンテンツと検索結果が一致していなければ、他のページを見ることもなく直帰されてしまうでしょう。
そうならないためには、ユーザーが求めているコンテンツを作成する必要があります。
検索キーワードとしてどのようなキーワードが打ち込まれたのかを念入りに調査しましょう。

次にコンテンツと検索結果が一致しているのに直帰率が高い場合についてです。

1点目に、ユーザーの閲覧ストレスを軽減しましょう。
閲覧している間にストレスを感じてしまうと、ユーザーが離れてしまいます。
そのためにはページの高速化を行いましょう。
レスポンスは表示速度の改善を行うことで直帰率の改善も期待できます。

2点目に、内部リンクの見直しをしましょう。
ユーザーは1ページを見ただけで他のサイトへ移動してしまうこともあります。
他のコンテンツにも目を通してもらえるように、サイト内のリンクの配置なども改善をしましょう。
例えば、リンクを分かりやすい表示にしてページの下部に設置するとよいでしょう。
また、関連ページは目立つように設定しましょう。

まとめ

今回は、直帰率について目安や直帰の原因、解決策をご紹介しました。

ランディングページの直帰率を改善するには、キーワードを再選定したり、コンテンツや広告などの見直しが必要です。コンテンツの構造は読みやすいか、論理的か、コンテンツのデザインは印象的か、うるさすぎないか、などさまざまな項目をチェックして、ABテストでユーザーの反応を検証してみてください。直帰率が下がれば、必然的にコンバージョン率が上がりますので、ランディングページを作り終えてからの改善が売上アップにつながります。
この記事を書いたライター
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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