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LPOではファーストビューが重要!効果を高める方法を簡単に解説!

2022.9.23
LPOではファーストビューが重要!効果を高める方法を簡単に解説!
LPOにおいて、ファーストビューは最も重要な要素といっても過言ではありません。LPからの成果が出ていないときに、ファーストビューを工夫することで改善される可能性があります。ここでは、LPOで見込める効果や、ファーストビューの必要性、よくある問題について解説します。さらに、ファーストビューのチェックポイントも、併せてご紹介しましょう。

目次

LPOとは何か

LPOとは何か
LPOは、(Landing Page Optimaization)の略で、「ランディングページ最適化」と訳されます。これは、LPを訪問したユーザーを離脱させないために、コンテンツを充実させたり、問題点を改善して、最終的に商品購入や会員登録、サンプル請求などの目的に導くものです。



LPO対策はLPからの成果を出すために重要ですが、LPOを行うには、効果測定が欠かせません。いくら広告を打って集客しても、コンバージョンに結びつかない場合は、LPに何らかの問題があると見るべきでしょう。

ファーストビューの改善が必要不可欠

LPOで最も重要な要素のひとつが、「ファーストビュー」の改善です。LPを訪問したユーザーが、そのサイトが自分にとって、有益なサイトかどうか判断するのは、わずか3秒程度と言われています。つまり、ユーザーが最初に訪れたファーストビューの出来次第で、その先を読み進めてくれるかどうかが決まるのです。


ユーザーにファーストビューの段階で離脱されては、その先にどんなに有益なコンテンツがあっても、無駄になってしまいます。そのため、ファーストビューはユーザーの気を惹く構成にして、離脱を食い止める工夫をすることが大切です。また、LPOを成功させるには、どんなユーザーがどんな目的でアクセスしてくるのかを明確に把握して、それにマッチする形でファーストビューを作る必要があります。

LPOで見込める効果とは?

LPOで見込める効果とは?
LPOを実施すると、以下のような効果が見込めます。

コンバージョン率が促進できる

LPOを実施するには、ユーザーの興味を惹くようなコンテンツを、配置する必要があります。そして、ユーザーにコンテンツを熟読してもらうために、なるべくリンク先を減らすようにしましょう。できれば、リンク先は1つもないのが理想です。リンク先があると、ユーザーはついリンクをクリックしてしまうものです。リンク先からさらに次のリンクに行ってしまうと、まず戻ってくることはありません。離脱率が増える原因になるので、コンバージョン率を上げるためにも、リンク先を減らすことが重要です。

EFOも含まれる

LPOの中には、EFO(エントリーフォーム最適化)も含まれます。エントリーフォームとは、ユーザーが資料請求やサンプル請求などのために、必要事項を入力するフォームのことですが、このフォームが複雑だったり、入力項目が多いと離脱されてしまいます。ユーザーは面倒なことを嫌うので、入力フォームはできるだけ入力項目を減らすことが大切です。このように、入力フォームを離脱しにくいように改善するのがEFOです。EFOを実施することにより、見込み顧客の離脱率が下がるので、結果としてランディングページの最適化にもなります。

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LPOにおけるファーストビューでよくある間違い

LPOにおけるファーストビューでよくある間違い
LPのファーストビューでの直帰率は70パーセントほどと言われています。せっかく広告をクリックしてくれたにもかかわらず、半数以上のユーザーがすぐに離脱してしまうのです。この直帰率や離脱率を減らすためには、ファーストビューの改善が重要なのですが、成果の出ないLPのファーストビューには共通の問題が見られる傾向にあります。

ここでは、4つのよくある問題点を見ていきましょう。

第一印象で何のサービスか分からないファーストビュー

広告や検索キーワードからLPを訪問したユーザーがファーストビューを見て、第一印象で「自分が求めている情報が得られるページだ!」と判断できることが大切ですが、果たして今のLPはそうなっているでしょうか。



ファーストビューのタイトルやキャッチコピー、キービジュアルを見た第一印象でユーザーは求めているページかを判断します。LPのタイトルに商品名やサービス名が入っていないと、ユーザーにとっては何のページかわからないために、離脱を招くおそれがあります。ユーザーがひと目で判断できるように、わかりやすいタイトルや、キャッチコピーをつけることが必要です。また、LPのタイトルは、検索キーワードや広告文と一致していることも重要です。そうでなければ、ユーザーは自分とは関係ないページだと勘違いして、すぐに離脱してしまいます。

商品の強みやユーザーメリットが分からないファーストビュー

ファーストビュー内には、権威付けが必要です。権威付けとは、たとえば「顧客満足度95%」、「導入企業1000社以上」、「タレントの〇〇も愛用」といったものです。このように、第三者も認めているという具体的な内容が、権威付けとなります。ユーザーに商品の価値を知ってもらうためには、権威付けが重要です。ファーストビューのタイトルやキャッチコピー内で上手に権威付けをすれば、ユーザーが商品に対して抱いている不安感を払拭して、先を読み進めてもらえる可能性が高くなります。

ファーストビュー内にCTAボタンがない

CTAとは、「Call to action」の略でユーザーが商品を購入するための行動を促すものです。CATボタンを設置することで、ユーザーは商品購入のためにそのボタンをクリックします。ファーストビューを見たユーザーがその商品を購入したいと思っても、CTAボタンがなければ購入しようとした熱も冷めてしまいます。そうならないように、ファーストビューにも押したくなるような色や文言を施したCTAボタンを設置しましょう。

ターゲットに適していないファーストビューのデザイン

LPは企業や商品の顔でもあります。特にファーストビューはLPの中で一番最初にユーザーの目に触れる場所です。ファーストビューのデザインが古かったり、ターゲットに適していないと、離脱を招く原因になります。たとえば、若い女性向けの商品なら、薄いピンクを基調としたデザインが有効かもしれませんが、男性向けの商品にピンクは合わないでしょう。このように、ターゲットと乖離したデザインや色調のLPやファーストビューは、コンバージョン率を下げてしまうので注意が必要です。

効果の高いファーストビューのポイント

効果の高いファーストビューのポイント
以下の内容を備えていれば、効果の高いファーストビューとなります。


01:ユーザーが何のLPか3秒以内に判断できる

先述したように、ユーザーは3秒でそのLPの価値を判断します。

そのため、「じっくり読んでもらえば良さがわかる」という考えは捨てること。

3秒以内に判断できるよう、タイトル、キャッチコピー、キービジュアル、デザインを工夫しましょう。

02:ロゴ、コンバージョンボタンの配置を意識する

ユーザーは左上から右下にページを見るため、ロゴは左上に配置するのが一般的です。ロゴがあることで、どのような会社なのか、どのような商品なのか一目でわかります。また、ファーストビューを見て、購入を決めるユーザーもいるので、コンバージョンボタンは右下に忘れずに配置しましょう。

03:数値による根拠づけを行う

先述したような権威づけをファーストビューに入れることで、ユーザーの離脱を防げる可能性が高くなります。権威づけとしては、「3年連続売り上げナンバーワン」「リピート率97%」「販売個数3千個突破」「20種類の有効成分を配合」などのように、具体的に数値を入れることによって、説得力を持たせることが重要です。

04:ファーストビューにはあれもこれも詰め込みすぎない

確かに、ファーストビューには商品の強みを示す情報を記載する必要があります。しかし、あまりにも商品のアピールポイントを詰め込みすぎても、ユーザーはうんざりして離脱してしまいます。アピールポイントが多すぎることで、ユーザーを迷わせることになります。ユーザーに伝えたいポイントをいくつかに絞って、わかりやすく簡潔に書くことが大切です。

LPのファーストビューに動画を使う効果とは

魅力的なLPにするために、文字だけでなく動画を使うという方法もあります。
では、動画を使うとユーザーにどのような印象を与え、メリットをもたらすのでしょうか。
 
ファーストビューに動画を使用すると、そこにリアリティが生まれます。情報を相手に伝えたいと考えた際、文字や静止画を使うよりも、動画(映像)で伝えた方がより深く伝わりますよね。情報伝達のスピードが圧倒的に早く、より多くの情報を伝えられるというメリットがあります。
 
文字や静止画の場合、ユーザーから見た印象としては、画角内で得た情報からの評価に止まってしまいます。その際に得た情報では、より深い内容や奥行きをすぐに理解するのは難しいでしょう。そのため、キャッチコピーなどの文字による情報を付け加える必要があります。
 
その一方で動画の場合は、時間軸が生まれることにより、情報が立体的に伝達します。様々なシーンが重なり合うことで、ストーリー性が生まれ、ユーザーはリアリティを感じられます。強調したい部分や伝達したいイメージを、動きを持たせることで目立たせ、早期離脱を防ぐ効果も期待できます。文字のみでは伝わることのない印象を、動画ではリアリティを持って伝えられるのです。
 
そして、動画でリアリティが生まれているということは、より多くの情報がユーザーに向けて伝わっていることになります。そのため、両者では伝わる情報量が圧倒的に異なり、動画は情報が多い分、共感意識も生まれやすいでしょう。視覚だけでなく、聴覚も刺激して内容を伝えられる点が、動画を使うメリットといえるでしょう。

LPのファーストビューに動画を使う際の注意点とは

ここでは、動画を使ってファーストビューを制作する際の注意点を5つ紹介します。
 
1つ目は、動画ファイルのサイズを抑えて制作することです。
サイトの読み込み速度が、Googleのサイト評価の基準に大きく関わると最近では言われているため、ファーストビューに使う動画もできるだけ軽くする必要があります。基準になる動画ファイルのサイズとしては、5MB以下だと望ましく、大きくなった場合でも10MB程度に抑えると良いでしょう。
 
2つ目は、動画のサイズに注意することです。
1つ目で動画ファイルのサイズに関する注意点を紹介しましたが、動画自体のサイズにも注意が必要です。例えば、パソコンとスマホで動画を見る際には、動画サイズが異なります。そのため、ユーザーが使用するデバイスにも考慮して、どのデバイスでも見やすいような設計にすることが重要です。
 
3つ目は、尺をできるだけ短くすることです。
先にも紹介した通り、アピールポイントをあれもこれも詰め込んでしまうと、ユーザーから飽きられる可能性があります。動画にすることで、より多くの情報を伝えられるからといって、長い動画で飽きられてしまえば、サイトから離脱する人が増えて無意味になってしまいます。そのため、30秒程度を目安として、動画で伝えきれない内容は他のページへ誘導できる形にすることをオススメします。
 
4つ目は、サイトのデザインと合った動画を制作することです。
背景に動画を使用する場合は、サイトのデザインに合った動画でなければ、どちらか一方が浮いてしまいます。また、テキストをサイト上で表示するのか、動画内に直接入れるのかなども、サイトのデザインを考慮した上で適切な判断をする必要があるでしょう。
 
5つ目は、音を消すことです。
スマホを持つのが一般的になっている現在では、ユーザーがどのような場所で動画を見るのかはわかりません。急に音が出てしまって、そのままサイトを閉じられることを避けるためにも、ファーストビューに使用する動画は、基本的に音を消して制作すると良いでしょう。

まとめ

LPOにおいて、ファーストビューは重要です。ファーストビューがユーザーに合わないと、すぐに離脱を招いてしまいます。離脱を防ぐためには、ひと目で何のLPなのか、何を伝えたいのかが分かることが大切です。ファーストビューの中の文言、デザイン、配置の改善を繰り返すことで、少しずつユーザーの直帰率、離脱率を減らしていきましょう。そうすることで、最終的にはコンバージョン率アップという成果に結びつきます。
この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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