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ランディングページの必勝法!パララックス要素とは?

2022.9.14
ランディングページの必勝法!パララックス要素とは?
パララックスとは英語で「視差」という意味で、その言葉の通り遠近差や奥行き、立体感を表現するものを指します。Webデザインにおけるパララックスとは、表現技法のひとつでスクロール動作に応じて文字などの要素が動くアニメーションのことです。淡々と文字だけが並んでいるサイトよりも、パララックス効果が盛り込まれたサイトの方がスピード感や奥行を演出できるため初めてページを訪れたユーザーの目を惹くことができます。

目次

パララックスとは

冒頭でも簡単にパララックスとは何かについて説明しましたが、もう少し詳しく紹介したいと思います。
パララックスとは英語でparallaxと書き、直訳すると「視差」という意味があります。
Webデザインでは、画面をスクロールするのに合わせて、各要素のスピード感を変えたり、配置を変化させたりします。
Webページで手軽に立体感のある表現を作成できるため、Webサイトがより洗練された印象になります。
最近では、本来の多重スクロールの遠近効果の定義を超えて、スクロール操作による視覚的エフェクトの全般をパララックスと呼ぶこともあります。

パララックスを導入するメリット

パララックスを導入するメリット

おしゃれで洗練された雰囲気を演出

気になった商品のサイトへ飛んだ時、サイトが野暮ったかったり、パッとしないデザインだったらあなたはどうしますか?洗練されたデザインのサイトよりも、離脱率が高くなってしまことは防げないでしょう。もっと見たい、ここの商品を買いたいと思わせるためには、おしゃれで洗練されたデザインが必要不可欠なのです。パララックスを効果的に用いることでおしゃれで先進的という印象を持たせることができ、今風でスタイリッシュなサイトを作ることが可能になります。

操作性の良さ

パララックスを用いたサイトでは、スクロールという簡単な動作一つで視覚効果を楽しみながら多くの情報を入手することができるというメリットがあります。スクロール操作で次々にコンテンツを表示させるタイプのパララックスは、商品の使い方や歴史など、順を追って提示すべき情報を扱う際に最適です。

各々のスクロールのタイミングで次のシーンへ進むことができるので、場合によっては動画よりも効果的な方法といえます。また、一気にすべての情報を提示することによってページ遷移時の待機時間をなくすことができるなどの利点も。操作性の良さはサイトへの長期滞在へつながりCVR率を上げる手助けとなります。

独特なサイト展開が可能

普遍的であったり難解なコンテンツでも、パララックス特有のアニメーションで印象的に見せることでスッと頭に入ったり、まるで実体験かのように感じさせるなどの効果を得ることができます。印象的なパララックスは単調なページよりもユーザーに刺激を与え、次に何が起こるんだろうと気にかけさせることができるため、より多くの情報を閲覧するためのスクロールというアクションを起こしてもらいやすくなるのです。

魅力的なパララックスを組み込むことによってサイトへの長期滞在、リピート訪問などを見込めるとともに、商品やサービスの内容を来訪者に印象付けさせることもできます。

強調したい部分を目立たせられる

サイトの中にはユーザーに知らせたい情報や魅力的な情報を載せたいですよね。
そうした情報に対してパララックスを活用することで、強調したい内容をピンポイントで目立たせられます。

また、現状企業のWebサイトは必要な情報が乗っていれば良いというものではありません。
先進的な企業イメージを与えることが重要です。
例えば、競合他社との差別化を図ることや時代の流れに合わせて前進していることをアピールできると良いでしょう。
こうしたイメージを作る際にも、パララックスデザインを活用できます。
「アピールしたい情報」や「コンセプト」などの重要なワードをユーザーに強く印象付けられます。
もちろん文字情報だけでなく、写真やイラスト、フォントなどをうまく組み合わせることも重要です。

ストーリー性のあるページを作れる

パララックスは、ページをスクロールするのに合わせてコンテンツが現れるようなサイトも作れます。
こうすると、ページの制作者側が意図した順番でユーザーに情報を伝えられます。
つまり、「商品の写真→商品の説明」や「ユーザーの悩み→商品の開発→悩みの解消」といったようにストーリー性を持たせられるということです。
こうしたストーリーを視差効果を用いながら、表現したり演出したりすることで、ユーザーに響きやすくなるでしょう。

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パララックスを導入する際の注意点

パララックスを導入する際の注意点

ページの表示速度が遅くなる

通常のWebページに比べパララックスアニメーションがついている分、ページの読み込みに時間がかかり表示速度が遅くなってしまうデメリットがあります。Google社は、ページの読み込みが3秒以上かかった場合約53%のユーザーが離脱してしまうというデータを発表しています。CVR率を向上させるための施策でかえって離脱率を上げてしまうのでは本末転倒です。表示の速度が極端に遅くなるアニメーションは避け、どうしても時間がかかってしまう場合にはローディング画面を設けるなど対策していきましょう。

レスポンシブデザインの対応にコストがかかる

レスポンシブデザインとはPC、タブレット、スマートフォンなどの異なるディスプレイサイズの幅にそれぞれ柔軟に対応し、調節して、視認しやすい最適な表示にすることを指します。パララックスを用いたサイトは通常のサイトよりもレスポンシブに手間がかかるため、その分コストも多くかかってきてしまいます。スマートフォンサイトではパララックスを単純なものにするなどしてコストの削減を図ることが重要です。

パララックスデザインを好まないユーザーもいる

ユーザーによってはパララックスデザインを好まない方もいらっしゃるでしょう。
見たいコンテンツを探し出せなかったり、ページのどこを見たら良いかわからなかったり、という理由が挙げられます。
Webサイトに知見のないユーザー層や年齢層によっては、使いにくくわかりにくいと判断されることもあるでしょう。
この点に関しては、ターゲットユーザーがどういったサイトを好むかを考えながら、どの程度パララックスデザインを採用するかを考えることをおすすめします。

データ量を多くしすぎない

パララックスを取り入れすぎる際には、データの量に注意してください。
画像やアニメーションが増えることによりサイト自体が重くなってしまいます。
あまりにもサイトが重いと、「サイトが重すぎて閲覧できないし、もういいや」と離脱してしまう可能性がありますよね。
ユーザーの早期離脱に繋がらないような工夫が必要です。
パララックスによる効果とデータ量のバランスを考えながらサイト設計をする必要がありますね。

どうしても画像が多くなり表示速度が遅くなる場合は「表示高速化ツール」がオススメです。

https://rdlp.jp/hypersonic

情報を詰め込みすぎない

主張したい情報があるからといって、何でもかんでもパララックスを使うことはおすすめできません。
情報が詰め込まれすぎていると、結局何をアピールしたいのかがわかりにくくなってしまいます。
重要なのは、目立たせたい部分を明確に絞り込むことです。

・すべてのページで使用しない
サイト内のすべてのページにパララックスを採用してしまうと、ユーザー側は疲れてしまうでしょう。
常にページ内で何かしらが動いているというのは、継続すると疲労感に変わってしまうのです。
上記でもお伝えしたように、情報を詰め込みすぎてはいけません。
重要な部分、伝えたい情報などに限定してパララックスを使用するようにしましょう。
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よく用いられているパララックスのパターン

Space.js

Space.js
サイト内のあらゆる要素にスライドイン・フェードイン・回転など20種類以上のエフェクトをかけることができます。

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StickyStack.js

StickyStack.js
ページトップから積み重なるように表示するエフェクトです。

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enllax.js

enllax.js
複数のレイヤーを異なるスピードで動かし、立体感や奥行を演出するエフェクトです。パララックスの意味である「視差」を最も体現したエフェクトでしょう。

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Infinite Scroll

Infinite Scroll
ツイッターやフェイスブックに用いられている、ページの最下層に到達すると自動でページを読み込みスクロールされるエフェクトです。

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Skrollr

Skrollr
ディスプレイ上のどこかしこからあらゆる要素を飛び出させるエフェクトです

ダウンロードはこちら

jQuery Scroll Path

jQuery Scroll Path
事前に定めておいた線路上を動くエフェクトです。

サンプルはこちら

▼ダウンロードはこちら

Fade This

Fade This
スクロールしたタイミングに合わせてフェードするプラグインです。

ダウンロードはこちら

まとめ

まとめ
パララックスのアニメーションを取り入れることはユーザーの興味関心を引いたり、飽きのこないエフェクトやプラグインでページからの離脱率を低下させるなどの利点につながります。しかし、すべてのサイトに効果的なわけではなく、ページの表示速度が遅くなったり重くなるという注意点もあるので自分のサイトにはパララックス効果を取り入れる必要があるのかどうかは見極めるようにしましょう。

効果的なパララックスを使うことでより効率的にユーザーからの興味関心を得ることが可能になるので、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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