目標設定を明確に！Webマーケティングの売上アップ必勝法

まずはサービスの向上に欠かせない経営戦略のひとつとして、実際にお客様が、製品やサービスを使用した際に感じる心理的な価値や感覚的な価値を指す「カスタマーエクスペリエンス」を理解することが大切です。



企業のほとんどがインターネット上でのマーケティング活動を行っている現状で、どれだけ競合他社との差別化が図れるかは重要な指標のひとつ。

そんな差別化を図るためにも、どれだけ1人の顧客に対して感動や喜びを与えられるか。

実際に店頭で製品を販売する際は口頭で製品の説明ができ、対面することで与える印象があるためまた異なりますが、インターネット上という見えない環境下で行えるサービスには何があるのかを追求していくことが大切です。



カスタマーエクスペリエンスを向上させることで、



・リピーターを獲得できる

・購入者や利用者による口コミによる宣伝効果

・製品や企業のブランディング

・顧客ロイヤリティの向上・改善



上記のようなメリットを得られるきっかけにもなり得ます。マーケティング活動の一貫として、カスタマーエクスペリエンスが重要な指標となることを理解しておきましょう。

マーケティングを行う上で、目標を設定することは非常に重要です。
ここでいう目標とは、目的とは違うことを意識してください。
マーケティングの目的とは、マーケティングを通して実現したい内容のこと、マーケティングの目標とは、目的を達成するための到達水準を指します。
目標は、あくまで通過点であって、意識すべきは目的を達成するためにどのような目標を達成すべきなのかだということです。

マーケティングにおいて目標設定が重要な理由は、次の2つです。

1つ目は、計画性のある施策を行うためです。
成果を達成するためには、目標設定を行い、具体的な計画に基づいて施策を実行していくことが大切です。
無計画な状態で取り組んでいては、ゴール地点のわからないマラソンを走っている状態になり、予算や労力の無駄遣いになってしまう可能性があります。
また、自社が達成したい目的に近づいているかの指標もないため、マーケティング施策の方向性を見失ってしまうことにもなりかねません。

2つ目は、施策の効果検証を行うためです。
マーケティングを行う際には、施策の効果を検証し、その結果から改善を重ねていくことが大切です。
その際の指標として、マーケティングの目標を達成できたか否か、わかりやすい判断基準になるでしょう。

では、具体的にどのように目標を設定したらよいのかお伝えします。
マーケティングの目標設定は、以下の4つのステップで進められます。

1　現状分析
2　ＫＧＩの設定
3　ＫＳＦの設定
4　ＫＰＩの設定

1番目が、現状分析です。
自社の現状を客観的に観察し、弱みや強み、差別化できる特徴を明確化していきます。

現状分析では、「3C分析」「4P分析」の2つの方法を活用するのが一般的です。
3C分析は、Customer（市場・顧客）、Competitor（競合）、Company（自社）の3つの要素から外部環境と内部環境を分析する方法です。
一方、4Ｐ分析は、Product：プロダクト（製品）、Price：プライス（価格）、Place：プレイス（流通）、Promotion：プロモーション（販売促進）の4つの要素から自社の商品・サービスを客観的に分析する方法です。

2番目に、ＫＧＩを設定します。
KGI（Key Goal Indicator）とは、マーケティングの最終目標のことです。
例えば、「一年後までにECサイトの売上率を15％向上する」「3ヶ月で顧客数を現在の100人から1000人までに増加させる」といったように具体的な数値を用いて設定します。
誰が見ても目標を達成できたかどうかが分かる内容にすることがポイントです。

3番目に、ＫＳＦを設定します。
KSF（Key Success Factor）とは、マーケティングを成功させるために必要な要因のことです。
ＫＧＩを達成するために必要な要素を洗い出します。

具体的な行動につなげる重要なステップなので、思いつく成功要因がなくなるまで考えることが大切です。
ここでも、先ほど紹介した3Ｃ分析や４Ｐ分析によって自社の強みや差別化できるポイントを理解していることが重要になります。

4番目に、KPIを設定します。
KPI（Key Performance Indicator）は、マーケティング施策の達成度をはかる指標です。
具体的な数値を用いて設定します。

その際に、「SMART」と呼ばれる目標設定に効果的なフレームワークの活用がおすすめです。
Specific（明確性）、Measurable（軽量性）、Achievable（現実性）、Related（KGIとの関連性）、Time-bound（適時性）の5つの観点から設定した指標を評価します。

マーケティングの目標設定をする際には、次の3つのポイントに注意しましょう。

1つ目は、現実的な目標を設定することです。
過去のデータをもとに、達成が可能な範囲で目標を設定することが大切です。
実現可能なＫＰＩを設定することで、組織やチームのモチベーションを保つことにもつながります。

2つ目は、具体的な数値を用いて設定することです。
前述したように、目標や指標は具体的な数値によって示す必要があります。
設定した目標があいまいでは、達成した状態を想像しにくいうえ、達成したかどうかの判断も難しいでしょう。

3つ目は、目標に一貫性を持たせることです。
目標には一貫性を持たせ、組織全体で目標達成に向けてアプローチをしていくことが大切です。

企業の認知度や製品・サービスの売上を向上させるためにも、Web上で広告を出稿していくことも視野に入れておきましょう。Web広告と偏に言ってもさまざな種類と特徴があるため、導入しやす広告を3つご紹介します。

Webサイト、広告などを運営していく上で目標はしっかり定めておきましょう。漠然とした「売上げをアップさせたい」「アクセス数を伸ばしたい」というものではなく、明確にどれくらいの売上を求めているのか、どれくらいの訪問者数を求めているのか。

企業全体で目標を明確にしておくことで、その目標に向けてどのようなアプローチがいいのかを判断できるようになります。



最終的な目標を追いかけるためには、中間目標の設定も必要です。



例えば「月間売上を平均〇〇％にしたい」という目標をたてたとします。

この目標を達成するためには、



・広告からの流入数を増加させる

・検索エンジンからの訪問数を増加させる



といった中間の目標が定まり、アクセスをアップさせるために改善することや試す施策などが浮上してきます。

まずは具体的にどのような目標を持ってWebマーケティングを活動しているのか。

そしてその目標を達成させるためには、中間目標をも設定することでアプローチ方が定まります。



数多くあるWebマーケティングのアプローチ手段の中から自社にぴったりな施策を見つけるためにも、最終目標、中間目標は具体的に定めておくことが重要です。

現在の販促活動で主流な市場を占めているWebマーケティング。さまざまな施策が増え続け、商材によって適している施策は異なります。また必ずしも効果が表れるという保証もなく、施策ごとに定期的な効果測定が必要になります。

制作や運用にも費用や時間を要し、Webの知識も求められる内容もあります。企業によっては広告の制作を専門の会社へ委託していたり、サイト自体の運営を代行してもらっていることもあります。

大きな広告媒体であるWebマーケティングで売上を確実にアップさせるためにも、専門の企業への委託を視野に入れてみてはいかがでしょう。