ランディングページの作り方を初心者向けに解説！

では、このランディングページは一般的なサイトと何が違うのでしょうか。

大きな違いは内部リンクの数にあります。

先ほども申しましたように、ランディングページはユーザーの商品購入や会員登録などのアクションを誘導することが目的です。そのため、それ以外のリンクを可能な限り削っています。

一般的なホームページでは、記事の中に多くのリンクを設けて様々なページにつなげていきます。しかし、ランディングページは基本的には1枚のページです。その中にユーザーが求めている情報を記載して、最終的にアクションを起こしてもらうように設計しているのです。リンクを最小限に抑えることによって、アクションを起こしてもらう可能性を高めています。

これはランディングページに限りませんが、作成の前にどんな目的・目標を持って行うのかを決めることは非常に大切です。商品の購入や資料請求、問い合わせなど制作する目的をはっきりさせ、目的に沿ったコンテンツを作成しましょう。目的を明確にすると、ページに何が必要なのかがわかってきます。

目的・目標が決まったらペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、マーケティングでよく使用される専門用語で、典型的なユーザー像をモデルにしたものです。例えばこのような人物像の設定がペルソナと言われます。

ペルソナを設定するメリットは、どのようなアプローチでコンテンツを制作すれば良いのかがわかることです。逆にペルソナを設定しないと誰に何を伝えたいサイトなのかが曖昧になってしまい、コンバージョン率を確保できないでしょう。

ユーザーが行動を起こすには、当然ですが心からの納得が必要です。納得・共感ができないのに商品の資料を請求したり、商品を購入したりはしないでしょう。

例としては問題提起でユーザーの注目を引き付け、紹介している商品・サービスではその問題を解決できる理由を解説します。具体的な解決策を提案して、自社商品をすすめるという流れが典型的です。これはあくまでも一例ですが、多くのランディングページで取り入れられている流れです。そして、構成をもとにどこにどのようなコンテンツを配置するのか企画していきます。

構成やコンテンツが決まってきたら、デザインの作成に進んでください。いくら内容が充実していても、デザインが適当だとコンバージョン率は下がってしまいます。高齢者をターゲットにしているのであれば、文字を大きくしたりわかりやすさを意識したりしてデザインを有効活用します。

デザインに続いて、コーディングを行います。コーディングとは、HTMLやCSSといったマークアップ言語やスタイルシート言語を用いて、ウェブサイトをデザインすることです。

完成したサイトは、パソコンだけでなくスマートフォンでも問題なく表示されているかのチェックも行いましょう。ここで意識しておくと良いのは、修正しやすい形に調整しておくことです。

ランディングページは1度完成したら終了ではありません。修正時にどの部分のコードなのかがわかりやすくなるように、コーディングに使用したエディタ上にメモを残しておくと良いでしょう。

最後にランディングページの公開・効果測定を行いましょう。ページを作成して公開した後は、定期的にページの効果を測定し、PDCAサイクルを回す必要があります。Googleアナリティクスのようなツールを利用すると、アクセスしてきたユーザーの特性や流入チャネルが把握できるため、積極的に使っていきましょう。

初めてページを作成する際にはデザインやコーディングをする必要がない作成ツールを利用すると簡単に作れます。一般的なランディングページの構成について知れますし、今後ご自身で作成するとなったときのヒントになるでしょう。

ウェブサイトを作成するプラットフォームであるワードプレスのテンプレートを利用するのも良いでしょう。実際、2022年4月21日時点でウェブページの40パーセント以上がワードプレスを利用して作られており、多くの方から高い人気を誇っています。

「ランディングページの規模が大きく、複雑な機能を盛り込みたい」
そんな方は当社のような制作会社に依頼するのも良いでしょう。