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LPの効果を最大化! ABテストの正しいやり方

2024.7.15
LPの効果を最大化! ABテストの正しいやり方

ABテストは、ランディングページ(LP)やウェブページのパフォーマンスを向上させるための強力なツールです。
今回はABテストの基本概念から、効果的なテストの実施方法に至るまでを詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

LPのABテストとは何か?

ABテストは、異なるバージョンのウェブページを用意し、どちらがより高いパフォーマンスを発揮するかを測定する実験です。
この方法は、デザインの違いがユーザー行動にどのように影響するかを客観的に評価するためのもので、特にLPの最適化には欠かせません。

1:同期間に実施する

 1:同期間に実施する

AとBのテストは同じ時間帯に行う必要があります。
これにより、季節変動やその他外部の影響を排除し、データの一貫性を保ちます。

2:流入経路を同じにする

2:流入経路を同じにする

流入するトラフィックの源が同じであることを確保します。
異なる広告からのトラフィックや異なるソーシャルメディアチャネルからの訪問者は、結果にバイアスを与える可能性があります。

3:1箇所ずつ行う

3:1箇所ずつ行う

一度に多くの要素を変更すると、どの変更が結果に影響を与えたのかを特定することが困難になります。
効果的なABテストでは、一つの要素のみを変更し、その効果を測定します。

ABテストのやり方

ABテストのプロセスは、現状の理解から始まり、具体的な変更案の作成、実施、そして効果の検証に至るまで、いくつかの重要なステップに分けられます。

現状の把握・検証要素の特定

Googleアナリティクスやサーチコンソール、ヒートマップツールを使用して、ウェブサイトの現状を詳細に分析します。
どのページが高い離脱率を示しているか、どのセクションでユーザーが最も時間を過ごしているかなど、具体的なデータを収集します。

分析に基づき、改善の可能性が高いと思われる要素を特定します。

変更案の作成

変更案の作成


まずは、何を目的としてABテストを実施するのか明確に設定します。

次に、「もしボタンを赤から緑に変えたらクリック率が上がるかもしれない」といった具体的な仮説を立てます。
この仮説は、以前の分析データやユーザーフィードバックに基づいています。

ABテストの実施

OptimizelyやVWOなど、専用のABテストツールを使用します。
これらのツールは、異なるバージョンをランダムに配信し、それぞれのパフォーマンスを正確に追跡する機能を備えています。

設定した期間、通常は数週間から1ヶ月、テストを行います。
この間、両方のバージョンがランダムに異なるユーザーグループに表示され、データが収集されます。

効果検証

効果検証

収集したデータを分析し、どちらのバージョンがより良いパフォーマンスを示したかを判断します。
CTR(クリックスルーレート)、コンバージョン率、滞在時間など、具体的な指標を用いて評価します。

成功したバージョンを常設化するか、さらに別の要素で新たなABテストを行うかを決定します。

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ABテストで特に注目すべき4箇所

ABテストで特に注目すべき4箇所

ABテストを行う際、特に注目すべき4つの要素があります。
これらの部分はウェブサイトのコンバージョン率に大きな影響を与えるため、効果的なABテストには欠かせません。

1:ファーストビュー

ファーストビューとは、サイト訪問者が最初に目にするページの部分です。
ユーザーの初印象を形成し、サイトへの興味を引き出す重要な要素であるため、特に注意深くテストを行う必要があります。

画像やビデオの選択がユーザーの注意を引くかどうかをテストします。
ビジュアルは明るく、関連性が高く、訴求力があるものを選ぶことが重要です。

また、訪問者の興味を引き、サイトの目的を明確に伝えるキャッチコピーを設定します。
メッセージは簡潔でインパクトがあり、動機付けを促す内容が理想的です。

2:CTAボタン

CTA(Call to Action)ボタンは、ユーザーに特定のアクション(購入、登録、お問い合わせ等)を促すためのボタンです。
このボタンの設計は直接的にコンバージョン率に影響します。
色、大きさ、形状、位置など、ボタンのデザイン要素を変更してどのスタイルが最も効果的かをテストします。

3:お悩み訴求ゾーン

多くのLPでは、「こんなお悩みありませんか」といった形でユーザーの問題点を指摘し、解決策を提示します。
このゾーンの表現方法はユーザーの共感を得るために重要です。

対象ユーザーの具体的な悩みや問題を明確に表現することで、関連性と説得力を高めます。
悩みに対する解決策を明確かつ魅力的に提示することで、ユーザーの行動を促します。

4:フォーム

ユーザー情報を収集するフォームは、リード獲得のための重要な要素です。
必要最低限の入力項目にすることで、ユーザーの負担を減らし、フォームの完了率を向上させます。
ユーザーが安心して情報を提供できるよう、プライバシーポリシーへのリンクをフォーム近くに配置します。

まとめ

本記事では、ABテストの重要性と具体的な手法について解説しました。
ABテストは、ウェブサイトやLPのパフォーマンスを定量的に向上させるための有効な手段です。
効果的なABテストは、直接的にコンバージョン率の向上に寄与し、ウェブサイトの全体的な成功に繋がります。

デジタルマーケティング担当者やウェブサイト運営者は、今回紹介したABテストのアプローチを活用して、具体的な改善策を実行し、測定可能な成果を得られるはずです。


この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
※デザイナー一覧

印刷系出身、社内でも数少ない男性デザイナー。メンズ系商材はもちろん、バナーやメルマガまで幅広い案件をこなしながらも作業スピードも◎で時間内に終わらせ、ほぼ残業なく定時退社を実現している、出来るデザイナー!

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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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