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リスティング広告をするときにキーワードはどう選ぶ?選び方を分かりやすく解説!

2022.7.18
リスティング広告をするときにキーワードはどう選ぶ?選び方を分かりやすく解説!
LPの集客のために有効なのが、リスティング広告です。リスティング広告で集客するには、的確なキーワードの設定が重要です。キーワード選定には、どのような注意が必要なのでしょうか。ここでは、キーワードを選ぶステップを紹介しながら、効果的な選び方を解説しましょう。さらに、キーワードのマッチタイプや、リスティング広告のキーワードを選択する無料ツールも紹介します。

目次

キーワードを選ぶ前に知っておくべきこと

キーワードを選ぶ前に知っておくべきこと
キーワードを選ぶ前に、まずユーザーの気持ちが分かるという思い込みを捨てましょう。リスティング広告では、思いもよらぬキーワードがヒットすることがあります。LP担当者は、自社で扱っている商品やサービスのことは熟知していますが、その商品やサービスを求めるユーザーのことは、よくわかっていないかもしれません。ユーザーの気持ちがわかる気になってキーワードを選ぶと、良い結果にはならないものです。本当に効果的なキーワード選びは、まずこの思い込みを捨てるところから始まります。

キーワードを選ぶ7つのステップ

キーワードを選ぶ7つのステップ
キーワード選定には、7つのステップがあるので順にご紹介しましょう。

ステップ1:グループごとにキーワードを一通り洗い出す

まず最初に、思いつく限りのキーワードを書き出してみましょう。キーワードはいくつかのグループに分けられるので、それぞれのグループを目安に洗い出しましょう。闇雲にキーワードを洗い出すよりも、グループ分けしておくほうがキーワードが出やすくなります。最終的にキーワードを絞り込んで、質の高いキーワードを集めますが、この段階では質より量を重視します。

ステップ2:指名ワードをリストアップする

指名ワードとは、自社の商品名や、サービス名などが入ったキーワードのことです。たとえば、「〇〇化粧水」という商品名の指名ワードは、「〇〇化粧水 使ってみた」「〇〇化粧水 評判」などになります。指名ワードを使って検索するユーザーは、かなり買う気になっているので、売り上げにつながりやすいことが予想できます。ただし、自然検索で自社商品が上位にランクインしていれば、費用をかけてリスティング広告を出す必要はないので、まず自然検索で表示されているかどうか確認しましょう。

ステップ3:購買意欲の感じられるワードをまとめる

「〇〇化粧水 販売」「〇〇化粧水 価格」「〇〇化粧水 購入方法」などのキーワードは、かなり本気で買うつもりのユーザーが使うワードなので、必ずリストアップするようにしましょう。このような実用的なキーワードは、広告の費用も高めになる可能性がありますが、その分効果もあるのでぜひ使いたいものです。

ステップ4:情報を集めている段階のキーワードをまとめる

「〇〇化粧水 効果」「〇〇化粧水 使い方」などは、ユーザーが購入を考えて検索しようとするときのキーワードです。このような、情報を収集している段階のキーワードは、多くのユーザーが共通して使うワードなので、必ず入れるようにしましょう。

ステップ5:ビッグワードをまとめる

ビッグワードとは、その商品全体を表すキーワードのことで、検索ボリュームも大きくなります。ビッグワードを単体で広告に使うと費用が高くなるので、他のキーワードと併せて使うのが一般的です。

ステップ6:不要なキーワードを振るい落とす

キーワードを洗い出したら、今度はあまり効果のなさそうなキーワードを削除していきましょう。検索ボリュームが小さすぎるキーワードは、あまり効果がないのでここで落としていきます。また、自社商品やサービスと、あまり関係なさそうなキーワードも削除しましょう。

ステップ7:組み合わせるキーワードを考える

多くの場合、ユーザーはいくつかのキーワードを使って検索します。たとえば、「化粧水 肌荒れ 効果」「化粧水 ニキビ」といったふうに、2つか3つのワードを組み合わせることが多いので、ユーザーが組み合わせそうな、キーワードのセットを考えることも大切です。具体的には、メインとなるキーワードを基準に、サブキーワードを組み合わせます。「化粧水 肌荒れ 効果」の場合は、化粧水がメインキーワードであとはサブキーワードとなります。

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キーワードのマッチタイプ

キーワードのマッチタイプ
リスティング広告では、キーワードと一緒にマッチタイプを指定します。マッチタイプとは、広告のキーワードとユーザーが検索に使ったキーワードが、どういう状態になったら「一致」と見なすかを設定するものです。マッチタイプには以下の4つがあります。

部分一致

キーワードの一部分だけ一致した場合でも、広告を表示するものです。誤字や送りがなに間違いがあったり、指定したキーワードに近い語句で検索された場合でも、広告が表示されます。一番ゆるいマッチタイプなので、類似キーワードで検索したユーザーも取り込むことができます。Googleの広告では、デフォルトで部分一致が指定されています。

絞り込み部分一致

「+」をつけて指定したキーワードすべてを含む場合だけ、広告を表示します。部分一致よりも表示基準が厳しくなっていますが、表示される場合は検索キーワードと広告の内容がほぼ同じなので、クリックしてもらえる確率が高くなります。

フレーズ一致

複数のキーワードの組み合わせ(フレーズ)が、順番も含めて一致した場合に広告が表示されます。この場合は、指定したキーワードの前後に、別の単語があっても広告が表示されます。ただし、フレーズの途中に別のワードが入っていると、一致と見なされません。たとえば、「バッグ 女性用」が広告のキーワードの場合、「赤いバッグ 女性用」は一致と見なされます。しかし、「バッグ 赤い 女性用」は、意味は同じですが「フレーズ一致」のオプションでは一致と見なされません。フレーズ一致は、一致する度合いは少なくなりますが、そのかわりクリック率はかなり高くなることが期待できます。

完全一致

指定したキーワードや関連語が完全に一致した場合に、「一致」と見なされて広告が表示されます。関連語には誤字脱字、単数形や複数形、略語、意味が同じで語順が異なる単語などが含まれます。誤字脱字とは「障碍者」と「障害者」、単数形と複数形とは「シスター」と「シスターズ」、略語とは「インスタグラム」と「インスタ」、意味が同じで語順が異なる単語とは、「カレーライス」と「ライスカレー」などが該当します。完全一致は一番厳格なマッチングなので、広告の表示回数は少なくなりますが、一致した場合はクリック率がかなりアップします。

マッチタイプの注意点

マッチタイプの注意点
ここでは、リスティング広告のマッチタイプの注意点について解説します。

1. 意味も分からずすべて部分一致で設定している

部分一致はデフォルトで設定されているので、マッチタイプをこのまま使用している人も多いようです。部分一致のままでは、あまり関係のないキーワードにも広告を表示してしまうので、広告費用ばかりかかって、クリック率もコンバージョン率も上がらない結果になります。そこで、キーワードが1つの場合は「完全一致」、2~3語の場合は「絞り込み部分一致」か「フレーズ一致」に変えてみましょう。

2. 除外キーワードが少ない

除外キーワードとは、特定のワードを含む場合に広告を表示させないものです。たとえば、「映画」というキーワードに対して、「アニメ」を除外キーワードに指定すると、アニメ映画は表示されません。除外キーワードをしっかり指定しておかないと、無駄に広告が表示され、余分な費用がかかってしまいますから注意しましょう。リスティング広告は、クリック数やコンバージョン率を上げるのに有効ですが、広告が1回クリックされるたびに広告費がかかるので、なるべく無駄な出費を抑える工夫をすることが大切です。

3. 検索クエリが追加できていない

検索クエリとは、ユーザーが実際に検索するワードやフレーズのことです。検索クエリを追加すると、実際にユーザーが使うキーワードと一致しやすくなります。

リスティング広告のキーワード選びに役立つ無料ツール

以下のツールを使うと、リスティング広告のキーワード選定が効率よく行えます。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー
キーワードのボリュームや、推定クリック数、推定広告費などがわかるツールです。リスティング広告だけでなく、SEO対策にも有効なツールなので、アクセスアップ全般に役立ちます。リスティング広告のキーワード選定では、推定クリック数が重要です。あまりにクリック数が少ないと、キーワードの意味がありませんが、逆にクリック数が大きすぎても、SEOの場合は上位表示が難しくなり、リスティング広告はクリック単価が高くなります。

関連キーワード取得ツール(ラッコキーワード)

関連キーワード取得ツール(ラッコキーワード)
検索キーワードの、関連キーワードを取得できるツールです。ユーザーは、関連するキーワードを使って検索する場合も多いので、関連キーワードを登録しておくとクリック率が上がります。

Weblio類語辞典

Weblio類語辞典
「類語」とあるとおり、こちらも関連キーワードが取得できるツールです。「関連キーワード取得ツール」と同じ目的で使用しますが、関連キーワード取得ツールで取得できるキーワードとは、違うワードが取得できるので、登録する関連キーワードの幅が広がります。これらの3つのツールを上手に活用すれば、クリック率やコンバージョン率を、さらに高めることができるでしょう。
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まとめ

リスティング広告を有効に活用するには、キーワード選定が重要です。リスティング広告にはマッチタイプがあるので、キーワードが1つの場合は「完全一致」、2~3語の場合は「絞り込み部分一致」か、「フレーズ一致」に合わせましょう。リスティング広告を効率よく使うには、除外キーワードの設定が重要です。除外キーワードを設定しないと、商品と関係ないキーワードでも広告が表示されるので、無駄に広告費を使うことになります。リスティング広告のキーワード選びには、「Googleキーワードプランナー」、「関連キーワード取得ツール」、「Weblio類語辞典」などの無料ツールを使うと便利です。
この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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