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リスティング広告の不正クリックの原因と対策とは?

2022.10.14
リスティング広告の不正クリックの原因と対策とは?
リスティング広告は効果があるものの、ユーザーに不正クリックされるのではないかと、心配な方もいるでしょう。実は、不正にクリックされても、課金されることはないので安心です。では、どんなクリックだと、課金されないのでしょうか。本記事では、リスティング広告の不正クリック・無効クリックについて解説します。

目次

リスティング広告の不正クリック・無効クリックとは?

リスティング広告の不正クリック・無効クリックとは?
商品を買う気もなく検討する気もないのに、クリックすることを指します。意図的でなくても、ユーザーが興味のない広告をクリックする行為のことです。ここでいう不正クリック・無効クリックは、どちらも同じ意味です。

ちなみに、不正クリックには悪意のあるものと、そうでないものがあります。悪意のある不正クリックは、クリック課金を発生させるためにわざと広告をポチっとするもので、競合他社が意図的に行う場合もあります。これに対して悪意のない不正クリックは、「間違って押してしまった...」というものです。中には、不正なソフトを使って連続クリックするケースもあり、クリックの30パーセントは不正なものである可能性があるとも言われています。

媒体別無効なクリックの種類

媒体別無効なクリックの種類
以下のようなクリックが、無効となります。
広告媒体ごとに、無効クリックの内容を紹介します。

無効となるクリック

・ユーザーが誤って押したもの

・不正なソフトウェアによって、発生したもの

・広告主の広告費を増やす、悪意のあるもの

Yahoo!広告の場合

Yahoo!広告では、悪用されることを避けるために、無効なクリックの定義は公開されていませんが、以下のようなケースが無効となります。

Yahoo!広告で無効になるもの

・購買につながらないもの

・ユーザーが誤って押したもの

・悪意があると判断されるもの

Google広告の場合

Google広告では、以下のようなクリックが無効クリックとなります。

Google広告で無効になるもの

・広告費用を意図的に増やすために、手動で行われたもの

・自動クリックツールや、ロボットなどによるもの

・ダブルクリック時の2回目

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リスティング広告の不正クリック・無効クリックの確認方法

リスティング広告の不正クリック・無効クリックの確認方法
GoogleやYahoo!が自動的に判別した不正は、管理画面で見ることができます。

Yahoo!プロモーション広告(スポンサードサーチ)の場合

「スポンサードサーチ」の画面で、「レポート」、「パフォーマンスレポート」の順にクリックし、「新規レポートを作成」をクリックします。次に、「レポートの種類」で「アカウントレポート」を選択し、「表示項目を開く」をクリックします。「無効なクリック数」と「無効なクリック率」にチェックを入れ、「作成」を押せば無効なクリックのレポートが作成されます。

Google AdWords(アドワーズ)の場合

「すべてのキャンペーン」のページで、「表示項目」のボタンをクリックし、「表示項目を変更」をクリックします。次に、メニューの「掲載結果」から、「無効なクリック」、「無効なクリック率」を選択し、「適用」を押せば、無効なクリックのデータを見ることができます。

不正クリック・無効クリックの原因

不正クリック・無効クリックの原因
先ほども悪意のあるものとそうでないものがあるとご紹介しましたが、ここではさらに詳しく原因を見ていきましょう。

悪意のあるもの

競合他社や、悪意のある広告配信業者によって行われるクリックです。クリック課金を不当に増やして、広告費用を増大させる目的でクリックするものです。競合他社の場合は、単に競争相手の営業を妨害をするために行いますが、悪意のある広告配信業者の場合は、もっと悪質になります。

たとえば、アドフラウドというツールを使って自動クリックさせ、不正にクリック数を増やして、広告配信業者に入る広告費用を増やそうとするものです。ほとんどの広告配信業者は優良業者なのですが、中には自社の収益を増やすために、このような不正クリックを行う業者もいるので注意しましょう。

悪意のないもの

パソコンで閲覧していると、悪意のない誤クリックは起きにくいのですが、スマホを使う場合は、広告にうっかり指が触れてしまうことがあります。また、広告をダブルクリックした場合の、2回目のクリックも、悪意のないクリックになります。

通常は、このような「うっかり」クリックするのが、悪意のないクリックの大半を占めているようです。不自然にクリックが増えたり、クリック数の割にコンバージョンが上がらない場合は、上記のような不正が発生している可能性も、疑ってみる必要があります。

不正クリック・無効クリックを防ぐには

不正クリック・無効クリックを防ぐには
すでにご説明しましたように、不正クリック・無効クリックは、全体のクリックの30パーセントを占めるとも言われています。また、これらの中にはすでに述べましたように、悪質な広告配信業者が意図的に行っているケースもあるので、可能な限り防ぎたいものです。防ぎ方として、以下の2つの方法を参考にしてください。

媒体に報告する

Google広告では、不正クリック・無効クリックと思われるクリックが続くようでしたら、媒体側に報告することができる仕組みになっています。報告すると、不正が起きているかどうかをチェックしてもらえます。そして、不正クリック・無効クリックがあれば、何が原因で起きているのか調査してくれます。

実際に不正が発生している場合は、無駄に支払われた費用を無効として、返金してもらうことも可能です。そのためGoogle広告をご利用の方で少しでも疑いがある場合は、まずGoogleに報告して、調査してもらうことをおすすめします。

検知ツールを使う

Yahoo!広告の場合は、市販の不正クリック・無効クリック検知ツールを使って確認しましょう。不正クリック対策ツール「X-log」を使うと、不正を検知した場合に、自動的に遮断してくれるのでおすすめです。このツールを使うと、GoogleやYahoo!が検知できない不正でも検知できるので、導入しておくと便利です。

しかし中には検知しにくいものもあります。Google広告やYahoo!広告などでは、Cookieを使ってユーザーを識別し、同一ユーザーから短時間に複数のクリックがあった場合に、不正クリックとみなします。

しかし、Cookieだけでは、複数の端末を使った不正クリックは判別できず、誤クリックも検知できない場合があります。X-logを使えば、複数の端末を使った、悪質な不正クリック・無効クリックも検知できる上に、そのユーザーのクリックを遮断することも可能なので、広告費用を不正に増やされることもなくなるでしょう。

これらによって無駄な広告費用がかかり、コンバージョンも上がらないのでは、企業にとって大きな損失となるので、十分に注意したいものです。ツールを使わなくても、クリック数の割にコンバージョンが上がらないなど、不審な点があればすぐに発見できるように、普段からチェックすることも大切です。
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まとめ

リスティング広告には、不正クリック・無効クリックがあるので注意が必要です。クリック数の割にコンバージョンが上がらない場合は、不正クリック・無効クリックが発生している可能性があるので、気をつけましょう。不正クリック・無効クリックには、悪質なものとそうでないものがあります。悪質でないものとしては、ユーザーが間違って押してしまう誤クリックのケースがほとんどです。

しかし、悪質なものの中には、広告配信業者が不当に利益を上げるために、自動クリックツールなどを使って、不正なクリックを繰り返すケースもありますから、注意しなければなりません。不正クリック対策ツールを使えば、不正クリック・無効クリックの発生が抑えられ、無駄に広告費用が使われることもなくなるので、導入することをおすすめします。
この記事を書いたライター
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この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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