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建築・住宅関連のランディングページについて!効果的な作り方をご紹介

2022.7.9
建築・住宅関連のランディングページについて!効果的な作り方をご紹介
近年、ランディングページの重要性に注目が集まっています。ランディングページはサイト閲覧者のお問い合わせや購買意欲をかきたて、実際に行動してもらうためのページです。サイト閲覧者があるサービスに興味を持ってクリックしたら、その先はそのサービスの情報のみで構成されているのが、ランディングページの特徴です。



つまり、サイト閲覧者が興味を持ったサービス以外の情報は遮断した形で、そのサービスの特徴やメリットを理解させ、「もっと知りたい」「利用したい」という気にさせるのがランディングページの目的なのです。ランディングページはさまざまな分野で使われていますが、ここでは建築関係の効果的なランディングページの作り方を解説します。

目次

ランディングページとホームページの違い

ランディングページとホームページの違い
ランディングページ(LP)とホームページの違いは、ランディングページが1ページのみで構成されているのに対して、複数のページで構成されているのがホームページです。ホームページはサービスについて説明するためのページなので、そのサービスに関連したページがクリック先として設定されています。こうして、いろんなページを見てその商品について知識を深めてもらうのが、ホームページの目的なのです。



つまり、ホームページはそのサービスについて、何も知らないサイト閲覧者に理解してもらい、興味を持ってもらうためのページということができます。これに対してランディングページは、そのサービスに興味を持ってくれた閲覧者に対して、さらに詳しく説明して行動意欲を高め、最終的にお問い合わせや購買をしてもらうためのページなのです。この違いをひと言で言うなら、ホームページはサービス説明のためだけに作られたページで、ランディングページは最終的な目的を達成していただくためのページと言ってもいいでしょう。



ホームページはサービスについて正しく説明するだけでいいのですが、ランディングページはサイト閲覧者に訴えかけて心を揺さぶり、資料請求をしたい、見学会に行きたいと思わせなければ、目的を果たしたとは言えないのです。そのため、ランディングページを作るには人の心理を読み、誘導する技術が必要なのです。ランディングページの出来しだいで、売り上げや問い合わせ、資料請求数が大きく変わる理由がそこにあります。

効果的な建築・住宅関連のランディングページのポイント

効果的な建築・住宅関連のランディングページのポイント
建築関連のランディングページを作るには、まずファーストビューでメリットを訴求する必要があります。建築関連のホームページは数多くあるので、訪問したサイト閲覧者の目を惹き、興味を持つような作りになっていることが大切です。何のことが書いてあるのかよくわからないページでは、閲覧者はすぐに離脱して同業他社のページに行ってしまいます。



そのため、ファーストビューでサイト閲覧者を引き留められないと、その先のページがいかに丁寧に作り込んであっても、一切見てもらうことができません。このように、ファーストビューがいかに重要なものか理解しないと、目標に結び付くランディングページは作れないのです。建築業界の場合は、ローコスト住宅や高価格住宅など、家の種類や企業ごとの特徴が大きく違うため、何を打ち出したいのか、ファーストビューを見てすぐわかるようにしなければなりません。



また、ランディングページで、どのようなゴールを目指しているかも重要です。たとえば、サイト閲覧者に資料請求してもらいたいのか、モデルハウスを見学してもらいたいのか、目的をはっきりさせることが大切です。

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ファーストビューでチェックするべきポイントとは?

先ほども申し上げたように、ファーストビューの演出の仕方は設計上最も大切です。
ファーストビューエリアには余計なものはなるべく配置せず、確実に訴求すべきものを厳選するようにしましょう。

以下では、具体的なチェックポイントをご紹介します。

1つ目のチェックポイントは、「誰にでも理解しやすい内容で書かれている」ことです。

どれがメリットで、どれが詳細の説明なのか分かりづらいということのないように、伝えたいことがしっかり伝わり、存在感のある見栄えになっているかをチェックしましょう。

また、その際に分かりにくい専門用語が使用されていないかどうか、コピーが長すぎないかどうかも注意しましょう。

2つ目のチェックポイントは、「ページの左側に伝えたい内容が配置されている」ことです。

人間の目線は左から右に流れる傾向にあるため、ファーストビューの左側はページの中で最も目立つ場所です。
コピーなのか、イメージ画像なのかはケースごとに変わりますが、最も伝えたい要素を配置するようにして下さい。

3つ目のチェックポイントは、「主要なモニタサイズである「1024×768」、「1280×800」に収まっている」ことです。

最も伝えたいことは上記のサイズ内に必ず収まるようにしましょう。
スクロールが多くなればなるほど読んでもらえる可能性は下がるので、ファーストビューでいかに興味を惹けるかどうかが肝心です。

4つ目のチェックポイントは、「下にページがつながる印象を与える」ことです。

ファーストビューでちょうどページが完結しているように見えてしまうと、下までスクロールしてもらえない可能性があります。
そのため、ファーストビューの途中でコンテンツが切れるように画面設計するのが望ましいです。

ランディングページの注意点

ランディングページの注意点
効果的なランディングページを作るには、いくつかの注意点があります。

イラストや画像を用いて直感的に伝える

サイト閲覧者に強く訴えるには、まず目で見てインパクトのある構成にする必要があります。それには、イラストや画像を使うと効果があります。ランディングページに長々と文章を書くと、閲覧者は読むのが面倒になって離脱していきます。



そうならないためにも、イラストや画像が重要なのです。文章だと長い説明が必要でも、イラストや画像を使えばすぐに理解できるものもあります。1枚のイラストや画像が、千文字にも匹敵するほどの説得力がある場合も少なくないのです。特に建築関連では、イラストや画像で大まかに理解してもらって、イラストや画像では伝えきれない部分を文章で補足すると、効果的なランディングページになります。

申し込みボタンは大きく配置する

ランディングページを作る上で、申し込みボタンの設置場所は非常に重要です。サイト閲覧者に申し込みしてもらうのが、ランディングページを作成する目的ですから、申し込みボタンの配置には気を配る必要があります。そのため、申し込みボタンの配色は背景色とかぶらないようにして、目立たせることがボタンをクリックしてもらえるコツです。



もちろん、申し込みボタンであることがひと目でわかるように、ボタンに影をつけるなどして立体感を出すことも大切です。また、申し込みボタンは1つだけでなくてもかまいません。ファーストビューに1つ、ページの中ほどに1つ、そしてページの末尾にも設置しておくと、クリックしてもらいやすくなります。

ユーザボイスやQ&Aで安心感を与える

サイト閲覧者がある程度商品に興味を持ってくれた場合、さらに詳しく知りたいと思っても、わざわざ問い合わせするのは面倒です。そこで、ある程度商品に興味を持ってくれた人が、次に知りたいことをQ&Aでまとめておくとわかりやすくなります。しかし、あまりに説明が細かいと、読むのが面倒になって離脱を招きます。



そのため、Q&Aには閲覧者が知りたいことをすべて網羅するのは、逆効果になってしまいますから注意しましょう。また、実際に建築した人の声を載せたりして、利用後のイメージを知ってもらって安心感を与えるのも効果的です。体験者の声を聞くことで、その商品が自分の求めているものと同じであるかどうかを確認できます。

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ランディングページの費用対効果の高め方とは?

ここでは、ランディングページの費用対効果を高める方法について見ていきます。

まずは、LPO(ランディングページ最適化)を行います。

LPOとは、ランディングページをユーザーのニーズに合わせて最適化することでCV率を向上させるマーケティング手法を指します。

LPOを適切に行うとページ訪問者の途中離脱を防げ、自身が求めるコンバージョンポイントまで導ける可能性が上がるでしょう。
つまり、ランディングページの費用対効果を高めることにつながります。

LPOの手順としては、CV率や滞在時間、離脱率などの項目を確認し、現段階のランディングページに潜む問題点を見つけていきます。
そして、問題がある部分を修正しつつユーザーテストを繰り返すことで、ユーザーのニーズに沿ったページにしていくという要領です。

次に、ターゲットが異なる場合は複数のページを用意します。

いくつかの異なるターゲットが存在する場合には、1つのページであらゆるターゲットに対応しようとするのではなく、ターゲットごとにページを作成するようにしましょう。

例えば、安い商品を好むユーザーにアピールしたい一方で、そうでないユーザーにもアピールしたいという場合、両方のユーザーをターゲットにしたページを作成するとなると、そもそも作成自体が困難になります。
効果的なデザインや文言などもターゲットとするユーザーごとに異なるため、統一感のないデザインに仕上がってしまうでしょう。

また、異なるターゲットを一度に網羅しようとすると、あらゆる人に向けた内容のページになってしまいます。
そうなると、ユーザーに訴求できる力を持ったランディングページにはなりえないのです。

複数のターゲットに向けたランディングページでは、ページ制作の目的であるコンバージョンの獲得が難しくなってしまいます。
1つのターゲットに1つのランディングページを作ることを徹底しましょう。

実際に効果的な建築ランディングページの作りを紹介

ではここで、効果的な建築ランディングページの例をご紹介しましょう。

例1「クラシスホーム」様

例1「クラシスホーム」様
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クラシスホーム様LP



上記のランディングページを見ると、ファーストビューでデザイン住宅を打ち出していることがわかります。ひと口に住宅建築に興味があるといってもさまざまですが、ファーストビューでデザイン住宅について書かれていることがわかるので、デザイン住宅に興味がある人は次を読み進めてくれます。もしデザイン住宅に興味がない人が先を読み進めても、結局成約にはならないので、ファーストビューで何を目的としたページなのかわかってもらうことが大切です。



ファーストビューで電話番号や営業時間、定休日、お問い合わせページへの誘導がされているので、サイト閲覧者が必要とするものがすべて揃っています。このように、サイト閲覧者が使いやすいページ構成にすることが、成約に近づく1歩となります。また、このページでは通常高額といわれるデザイン住宅を、自分の予算内で建てられる点を強調しています。



こうすれば、「デザイン住宅はちょっと無理かな」と迷っている客層も、取り込むことができるかもしれません。また、お客様の声も載せているので、どのような住宅を建てればどのように進んでいくのか、具体的にわかるようになっています。先に住宅を建てた人の体験談が聞けるのは、これから建てようとする人にとって参考になります。



さらに、ページ内に3か所、問い合わせにつながる導線があるのも、このページの優れた点でしょう。3か所もあれば、「問い合わせしてみよう」と思ったときに問い合わせボタンが近くにあるので、クリックされやすくなります。

例2「あったかハイム」様

例2「あったかハイム」様
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あったかハイム様LP



ファーストビューをオレンジ系でまとめているため、「あったか」という言葉とマッチしてスムーズに入っていけます。ファーストビュー上で「カタログセットはこちら」とページへの誘導がされているのも、資料請求につながりやすくなっています。あったかハイムというとあたたかい住宅をイメージしますが、なぜそのような住宅が作れるのか、画像を使ってイメージできるように作られています。



「なるほど、これならあたたかい住宅が作れそうだ」と閲覧者に思わせることができれば、このランディングページは成功したと言えるでしょう。また、ページ内に多くの「お近くのあったかハイム」「カタログセット」などのページへの導線があることも、現地内覧や資料請求につながります。

例3「タマホーム株式会社」様

例3「タマホーム株式会社」様
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タマホーム株式会社LP



ファーストビューで、ライフスタイルに合った住宅が建てられる点を強調していますが、これがタマホームのコンセプトに合っています。ファーストビューで企業のカラーを打ち出していることで、サイト閲覧者にある種の納得感を与えることに成功しています。また、ファーストビュー上に資料請求ページへの誘導がされているので、興味を持った閲覧者が、そのまま資料を請求できる作りになっているのもうまい構成です。



さらに、お客様の声が多く掲載されているのでイメージしやすく、これから家を建てようと考えている人を安心させます。また、クオカードプレゼントなどお客様に資料請求をするメリットを提示することで、最終的な資料請求へのアクションを促しているのを見ると、細部までよく考えて作られているのがわかります。ファーストビューで閲覧者の心をつかみ、安心感を与えて資料請求へと導く流れがスムーズです。

まとめ

ランディングページはサイト閲覧者の行動意欲をかきたて、実際に目標を達成してもらうためのページです。ホームページはサービスを正しく説明すればいいのに対して、ランディングページはお客様に行動していただかないと目的を果たしたとは言えません。ここがホームページとランディングページの大きな違いです。



建築関係のランディングページでは、まずファーストビューでメリットを訴求する必要があります。そのためには、イラストや画像を用いて直感的に伝えたり、申し込みボタンを大きく配置したりなどの工夫も大切です。また、ユーザボイスやQ&Aで安心感を与えると、資料請求につながります。

これまでご紹介した内容を踏まえて、より魅力的なランディングページを制作していきましょう。

この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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