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よくあるデザインの失敗例!「引き算」の上手な活用方法

2022.7.6
よくあるデザインの失敗例!「引き算」の上手な活用方法
見栄えがよく、かつ訪問したユーザーに分かりやすく伝えるために必要になるのが、デザインの引き算力です。

しかし、人は何かを相手に訴求するとき、どうしても情報を足してしまいがちになってしまう傾向にあります。確かに、情報が少ないと心配になってしまうかも知れません。ですが、実は情報過多になり過ぎることで、せっかく訪問してくれたユーザーの購入意欲を遠ざけてしまうこともあり得るのです。



スマートフォンひとつをとっても、無用な機能をあれもこれもと、山ほど盛った製品がいくつもありますよね。でも、ユーザーは本当にその機能を欲しているのでしょうか。厳選した機能を絞り込み、簡潔にしたものの方が、ユーザーにとっては好まれるケースもあります。



引き算というのは、いわば、簡素化する作業なので、簡単な作業に思われるかも知れません。

しかし、ユーザーの嗜好に合わせて、必要な機能やサービスを厳選していくことは、なかなか容易ではなく、「事の本質」を理解していなければ、できることではないのです。



本記事では、デザインの引き算を上手く活用する方法をお伝えしたいと思います。

目次

引き算にもテクニックがある

引き算にもテクニックがある

名刺でデザインで例えるなら?

まずは、名刺に必要な情報をいくつかあげてみましょう。肩書き、自分の名前、職場の住所、電話番号など、たくさんの情報が必要だということが分かりますね。



しかし、今時ファックスの電話番号は必要でしょうか。スマートフォンで撮影したデータを、メールで送信する方が、送る方も楽ですし、受け取る側も便利ですよね。なので、電話番号は会社の電話番号と、あなたのスマートフォンの電話番号で十分だということが分かります。



また、ファックスの電話番号を削るのだとすれば、必要なデータを受け取るために、メールアドレスの記載も必要になりますね。ですが、「Email:」などと書く必要があるでしょうか。文字中に「@」があれば、それがメールアドレスだというのは、一目で分かるかと思います。

特にシンプルなデザインでなくとも、これといって必要のない情報を削ってしまうだけで、非常にスッキリとした名刺になりそうですね。



これは、LPにおいても同じで、本来の目的から逸脱するものを省いていくことで、秀逸なページを構成することができます。

情報が溢れすぎていることで、探しているものが見つからなかったり、文章を読んでいるうちに、商品やサービスを購入する理由を見失ってしまったり、集中力が途切れて、ほかに目移りしてしまったりなどで、本来の目的から外れてしまえば、集客効果も下がってしまうだけでなく、せっかく作ったページに意味がなくなってしまいます。



数ある情報の中から、必要なものを取捨選択していくのは難しいですし、切り捨てることにも勇気がいることかと思います。

特に慣れていないうちには、どの情報が必要で、不必要なのか、判断に迷うこともあるでしょう。

ですが、あまりにも情報の足し算が過ぎてしまうと、ユーザーの視線が分散されるだけでなく、オリジナリティが希薄になってしまいます。

もしもカジュアル系の洋服を取り扱うショップで…

例えば、カジュアル系の洋服を取り扱うショップで、アメリカン系やパンク系など、それ以外の系統の洋服やバッグ、靴なども取り扱ってしまえば、他の競合ショップとの客の奪い合いが激しくなり、熾烈な競争に勝たなくてはいけなくなります。そうすれば、利益が出にくくなるだけでなく、他社に真似をされやすくなってしまい、マイナスにしかなりません。

また、洋服をメインに取り扱っているショップのサイトに、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品が売っていても、大半のユーザーは「洋服のメーカーが作った家電製品なんて本当に使えるのだろうか」と、不安感を煽られてしまいます。よほどの物好きでない限り、購入することはまずないでしょう。



そうならないようにするため、品揃えやターゲット層を徹底的に厳選することで、本当にアピールしたい商品やサービスをアピールすることができ、売り上げを取ることが容易になります。
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まとめ

まとめ
以上が、LPデザインにおける、「引き算」についてです。

情報がたくさん載っていれば、一度にあれこれ調べる必要がなく、手間を省くことはできるかも知れません。しかし、それによって、訪問したユーザーの興味や関心、購買意欲を惹けるかどうかとなれば、また別の話になるのが、お分かりいただけたかと思います。



先ほども述べた通り、情報の選り抜きは、簡単にできるものではないかも知れませんし、勇気もいります。

ですが、与えられた情報の意味を何度も考えて、「事の本質」を見抜く能力を身に着けることができれば、それは、あなた自身のデザイナーとしての成長にも繋がっていくかと思います。

この記事を参考に、ほかのいろいろなLPを参考にしてみたり、他のデザイナーたちの技を盗んだりして、デザイナーとしての腕を磨いていきましょう。

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この記事を書いたライター
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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