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トラッキングタグを設置してコンバージョンまでの動向を知ろう

2022.4.14
トラッキングタグを設置してコンバージョンまでの動向を知ろう
「コンバージョン」はランディングページが成果を得ているかを測る重要な指標です。最終的な結果を知ることも大切ですが、ユーザーがどのような経路からコンバージョンに至ったかを知ることも重要です。


ユーザーの経路はLP改善の大事なデータとなり、ランディングページの効果を上げることにも繋がります。



本記事では、コンバージョンの知識とユーザーの動向を調べる事ができるトラッキングタグの役割や発行方法を解説します。



「購入したい」「申し込みしたい」と思ってもらえるユーザーを多く獲得するためにも、本記事を参考下さい。

目次

コンバージョンについて

コンバージョンについて
WEBマーケティングでの「ランディングページ」は、1枚のページでお問合せや資料請求・購入を促すための広告が多いです。ランディングページは、閲覧だけに留まらずユーザーの購買意欲を湧かせ、商品の購入などのアクションへ結びつける役目があります。


購入・申込・会員登録など目的に合わせた最終成果を「コンバージョン」とい言います。


コンバージョンには種類があるので紹介します。

直接コンバージョン

広告等を出稿し、訪問したユーザーがランディングページから離脱せずコンバージョンすること。

間接コンバージョン

広告経由で訪問したユーザーが、コンバージョンせずに1度離脱したが再訪してコンバージョンすること。

クリックスルーコンバージョン

表示されているアドワーズ広告をクリックしたユーザーが30日以内にコンバージョンすること。何度もコンバージョンがあった場合、最初の1回以外はカウントされません。

ビュースルーコンバージョン

広告が表示されていてクリックをしなかったユーザーが、30日以内に別のルートからサイトに訪問をしてコンバージョンすること。


様々なコンバージョンが存在しますが、いずれも最終的な結果となります。


複数の広告を出稿している場合、どの広告からの流入が多くコンバージョンに至った経路を分析するためには、トラッキングタグの設置が必要となります。

コンバージョンタグとトラッキングタグの違い

コンバージョンタグとトラッキングタグの違い

トラッキングについて

トラッキングは、インターネット上のユーザーが閲覧した追跡や分析をすること。


検索エンジン・広告などにより、どのような経路でサイトへ訪問しコンバージョンに至ったのか、または離脱したかを計測する重要なデータです。

タグの役割

ユーザーの情報を収集することが可能になるタグ(またはコード)を紹介します。タグを埋め込むことで、広告の効果を測定しユーザーの追跡を行うことができます。

2つのタグ

コンバージョンタグは、ランディングページの成果確認の1つとして、成果地点へタグを埋め込みます。アクセス分析において重要な役割を果たしており、購入や申込数など最終目的のコンバージョン数を計測することができます。


「購入完了・申込完了」などと記載された最後に表示されるページ(別名:サンキューページ)にタグを設定します。



トラッキングタグはランディングページに訪問したユーザーの跡を辿るために設置します。コードが読み込まれると、日時やURL、端末情報などのデータが集計されます。どういう経路によってコンバージョンに結びついたかが分かり、人気のコンテンツも知ることもできます。Googleアナリティクスの場合、ユーザーがどのサイトからアクセスしたのかだけに留まらず、検索キーワードやサイト内でどのページを移動したか、離脱したページなど詳しく追跡することが可能になります。

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コンバージョントラッキングの仕組みは?

まずは、Google広告の管理画面で申し込み数や商品の購入数など、測りたいコンバージョンのアクションを設定し、コード(コンバージョントラッキングタグ)を発行します。

そして、この発行したコードをWebサイトのページやアプリに設置することで、ユーザーがサイトに訪問したり、広告にアクセスしたりしたときにユーザーのブラウザに履歴のデータが保存されます。
そのため、コードを通して広告からアクセスされたセッションが認識されるので、コンバージョン数が記録され、ユーザーの識別ができるようになります。

また、ユーザー側がフォームを記入した後に表示されるページで認識され、コンバージョンが記録されます。
このような仕組みでユーザーを特定、追跡しているため、このコードを設置していないと広告からのアクセスがコンバージョンに繋がっているかどうかを記録できません。
そのため、設置することをおすすめします。

さらにこれは、別の端末やブラウザでコンバージョンしたとしても「同一人物」として計測できるので、ユーザーの行動をかなり正確に知ることができます。

Googleアナリティクスでのコード取得

Googleアナリティクスでのコード取得
公式ホームページにアクセスし、アカウントを作成します。


ログイン完了後、Googleアナリティクス使用の「お申し込み」ボタンをクリック。


必要な情報を入力し、「トラッキングIDを取得」をクリック。


利用規約を確認して、「同意する」をクリックすれば登録完了です。



GoogleアナリティクスのIDとトラッキングコードが発行されます。


トラッキングコードの設置はコピー&ペーストするだけですが、埋め込むサイトによって手順が異なるため、LPに応じて設置してください。



Googleアナリティクスは利用者も多く、書籍が出版されており情報が豊富なためお薦めです。



なお、Googleアナリティクスを含めてタグは、パソコン版サイト・スマホ版サイト両方に挿入する必要があります。サイトの作りによっては、パソコン版とスマホ版のソースが異なることもあります。



動作テストする際は、パソコン・スマホそれぞれからアクセスして計測出来ているか確認下さい。

コンバージョントラッキングを導入するメリットは?

コンバージョントラッキングを導入することで得られるメリットが4つあるので順に紹介します。

1.コンバージョンにつながっているものを把握できる

コンバージョントラッキングによって成果(コンバージョン)に繋がっている広告やキャンペーン・キーワードを把握できます。
例えば、アクセサリーのオンラインショップでネックレス広告を出しているとします。
コンバージョントラッキングを使用してコンバージョンに結びついているキーワードが「ネックレス ゴールド」だと分かれば、それに合わせてゴールドを含んだキーワードを追加できます。

また、ディスプレイ広告とリスティング広告の2種類を出している場合、リスティング広告よりディスプレイ広告の方がコンバージョン数が多いとわかれば、そちらに予算を多く割り振るといった工夫もできます。

2.投資収益率を参考にして予算を組める

投資収益率とは、広告に使った費用に対して収益がどのくらい得られたかを示す指標であり「費用効果」とも言われます。
これがわかることによって、投資収益率から予算を割り当てられます。

投資収益率は(収益額-総費用)/総費用で表せられて、原価が1000円で売値が2000円、広告費用が20000円、販売個数は80個の場合、収益額=2000×80=160000円、総費用1000×80+20000=100000円となって投資収益率は(160000-100000)/100000=60%となります。
この投資収益率が広告の効果を表しているので、これが低い広告は見直し、投資収益率が高い広告に予算を割り当てられるので、広告の予算配分に役立てられます。

3.自動単価機能を使える

コンバージョントラッキングを設定することでGoogle広告のスマート自動入札機能(=自動単価機能)が使えます。
これは、機械学習を使用して個別のオークションのコンバージョン数や値の最適化を図る機能になります。

4.Webサイトからユーザーが離脱した理由を分析できる

コンバージョントラッキングによってユーザーが離脱しやすい場所を把握できるため、離脱理由を予測できます。
ライティングページでの離脱が多い場合には「内容と広告にズレがある」「より詳細な情報にアクセスするためのリンクがない」などといった原因が挙げられます。

さらに、入力フォームでの離脱が多い場合には「入力項目が多すぎて面倒」「フォームの入力内容がわかりづらい」などのような原因が考えられます。
このように、ユーザーが離脱した原因に仮説を立てることでより良い改善ができ、さらに広告の効果を高められます。
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まとめ

まとめ
LPの最終的な効果を表すコンバージョンはWEBマーケティングにおいて、客観的な指数となるため重要です。コンバージョンを上げるためには「トラッキングタグ」を設定して、ユーザーの情報を得ることがポイントです。


トラッキングコードを設置することで、より詳しいデータを取得することができます。


アクセス分析をしっかり行い、LP運営に役立てましょう。



ユーザーが離脱しないランディングページにするためにも、本記事を参考にして、トラッキンタグを設置することをお勧めします。

この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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