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Web広告の運用に欠かせない“コンバージョン計測”の計測方法

2022.4.11
Web広告の運用に欠かせない“コンバージョン計測”の計測方法
Web広告を運用する際に必要な「コンバージョン計測」。コンバージョン計測を行うことにより、Web広告がどれだけの成果を挙げているのか確かめることができます。



コンバージョン計測はWeb広告の運用には欠かせない存在と言っても過言ではありませんが、どのようにして計測すれば良いのか分からないという方もいるはずです。



そこで今回は、コンバージョン計測の計測方法などについて解説します。

目次

コンバージョン計測とは

コンバージョン計測とは
コンバージョン計測とは、サイトにおける最終成果であるコンバージョン(ECサイトなら商品の購入や会員登録、保険加入サイトなら資料請求や申し込みなど)の数を計測する機能のことです。



コンバージョン測定を上手く活用することで、広告運用の改善や費用対効果を計測できます。



コンバージョンタグを設置すると広告効果の分析が可能になります。
どのような分析が可能になるのか以下で具体的にご紹介していきます。

費用対効果がわかる

広告費をかけても成果が得られなければ意味がありません。


複数の広告を出稿している場合、成果の大きさが広告によって異なる場合があります。
成果が大きい場合は、配信数を増やしてより大きな成果を得る事が可能です。逆に広告効果が小さい場合は、広告費を減らしたり、訴求内容を変更したりと、改善策を考える必要があります。

また、効果の小さい広告に使っている広告費を、効果の大きい広告にまわすことで、広告全体の費用対効果をより大きくすることができます。

自動入札の導入が可能になる

「自動入札」とは、機械学習を用いて、自動的に入札を調整する機能です。Web広告は、指定したキーワードにいくら予算を投じるかを決め、オークションで広告出稿の入札をすることで配信されるようになります。この入札の設定を自動で行ってくれるため、広告担当者の負担が大きく軽減されるのです。

この自動入札は、機械学習を用いてユーザーの行動パターンなどを分析し、そのデータをもとに適切に行われるしくみです。そのため、Web広告の運用をはじめてすぐに自動入札を導入しても、うまく機能しません。最短でも2週間以上の学習期間を経てデータを蓄積したのちに、適切な入札をしてくれるようになります。

そして、長期的に利用すればするほど学習が進み、データがより多く蓄積されていきます。すると、より精度の高い入札が可能となり、売上や利益アップに貢献してくれるようになるのです。
コンバージョン測定を利用する場合は「コンバージョンタグ」をサイト内に挿入する必要があります。

コンバージョンタグについて

コンバージョンタグについて
コンバージョンタグとは、コンバージョンを計測する際に必要なタグの総称です。このタグを設置することにより、コンバージョン数を計測することができます。また、コンバージョンタグは「成果地点」のページに挿入する必要があります。



成果地点とは、ECサイトであれば、商品の購入完了の際に出てくるページ(サンクスやサンキューページとも呼ばれる)になります。

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コンバージョン計測のメリット

コンバージョン計測のメリット
設置するタグによりますが、コンバージョン計測を行うことで、コンバージョンに至ったキーワードを追うことが可能です。そのため、ユーザーがどのようなキーワードで検索してコンバージョンに至ったのか、把握できるようになります。



コンバージョン計測を行うと、商品やサービスの売り上げにどのくらいWeb広告が貢献しているか確認でき、サイトやWeb広告の改善に繋げることが出来ます。

コンバージョン計測の仕方

コンバージョン計測の仕方

コンバージョンタグを発行する

ここではコンバージョンタグとして代表的な「Google AdWords」の発行方法について解説していきます。



※Google AdWordsは、ユーザーインターフェースが変更される場合があります。

今回は、執筆段階の2018年11月現在のものとしています。



まずはアカウントにログインし、「運用ツール」の中にある「コンバージョントラッキング」を選択します。すると左上あたりに「+コンバージョン」ボタンが出てきますので、こちらをクリックしてください。



その後、コンバージョンの発生元を選択していきます。「ウェブサイト」「アプリ」「コール数」「インポート」の4つが表示されますが、Webサイトでの商品購入や資料請求などを成果地点としている場合は「ウェブサイト」を選びましょう。



コンバージョンの発生元を選んだ後は、コンバージョン名を設定してください。なお、名前は後から変更可能です。



次に値を設定していきます。もし売上計測なしで単にコンバージョン数のみを割り出したい場合は「値を設定しない」を選択してください。売上計測ありの場合は「このコンバージョン アクションの値は変動する(購入価格による場合など)」を選択しましょう。



その後、以下の項目を設定する必要があります。

項目設定

1:カウント

「すべて」もしくは「1回」のどちらかを選択します。ユニークで計測したいのであれば「1回」を選びましょう。



2:計測期間

広告クリックからコンバージョンまでの期限を設定します。デフォルトは30日になっていますが、7日~90日までの間でお好みの期間に設定できます。



3:カテゴリ

「購入/販売」「お申し込み」「販売促進」「主要なページの閲覧」「その他」から選ぶことができますので、広告の目的に合わせて選択してください。



4:マークアップ言語

コンバージョンタグを設置するページの言語を選択してください。基本的にはデフォルトで設定されている「HTML」のままで大丈夫です。



5:コンバージョン列に含める

基本的にはデフォルト設定で問題ありません。入札単価の最適化に含めたくない場合は、項目のチェックを外しておきましょう。



6:アトリビューション モデル

「ラストクリック」「ファーストクリック」「線形」「減衰」「接点ベース」から選択できます。基本的には「ラストクリック」で大丈夫です。



これらすべての項目を設定し終わると、コンバージョンタグが発行されます。コンバージョンアクションの一覧に、発行したコンバージョンの設定が表示されますので確認しておきましょう。

コンバージョンタグを設置する

コンバージョンタグは、他のタグと同じくHTMLソース内に設置してください。なお、設置する場所は最終的な成果地点(サンクス、サンキューページ)に貼り付けて下さい。また、コンバージョンタグは測定したいWebページのとの間へ入れるようにしてください。

コンバージョン計測をする際の注意点

コンバージョン計測をする際の注意点
上記でご紹介した「Google AdWords」は、コンバージョンの直前にクリックしたキーワードのみ、コンバージョン数としてカウントします。



コンバージョン前に別のキーワードで広告をクリックしていた場合、そのキーワードの貢献度を測ることは出来ませんのでご注意ください。
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コンバージョン計測をする際の注意点

上記でご紹介した「Google AdWords」は、コンバージョンの直前にクリックしたキーワードのみ、コンバージョン数としてカウントします。



コンバージョン前に別のキーワードで広告をクリックしていた場合、そのキーワードの貢献度を測ることは出来ませんのでご注意ください。

コンバージョンの計測で気を付けるポイント

戻りコンバージョン

実際にアレンジが発生した日と、広告アカウント上でモーションが計測された日が異なる場合、「戻る」と呼ばれる現象が発生します。


最初のクリックから30日間(もしくは広告の計測期間内)以内であれば、最初のクリックが行われた月の順路として計測されます。
そのため、例えば3月1日に任意の日に作成した2月分の広告レポートと、3月10日に改めて作成したレポートを比較すると、一連の数が増えています。


この現象はレポーティングのミスではなく、正常な動作です。
この仕様について理解することで、正確なレポーティングを行うことができます。

重複コンバージョン

これは、コンバージョンに至る前にユーザーが複数の広告メニューを操作したときに発生する「クロスデバイス コンバージョン」の概念の概要です。


Google 広告 → Yahoo! スポンサード サーチ → YDN → Facebook 広告 (Facebook 広告をクリックした後にコンバージョンが発生する) の場合、最後にクリックされた Facebook 広告だけでなく、4 つの広告メニューすべてにコンバージョンが関連付けられます。


これにより、実際のコンバージョン数と報告されたコンバージョン数との間に大きな差異が生じ、顧客データと広告のパフォーマンスに不一致が生じる可能性があります。


この問題を解決するには、Google アナリティクスで最後にクリックされた広告の参照元を確認するか、アドエビス などのアトリビューション測定ツールを使用して実際のコンバージョン数を確認することをお勧めします。

まとめ

以上、コンバージョン計測について解説いたしました。



コンバージョン計測は、Web広告運用に欠かせない機能です。この機能は、Web広告がどれほどの成果を出しているのかを知ることができると同時に、大事な指標にもなります。Web広告の成果をアップさせたいとお考えの方は、コンバージョン計測を実施してみてください。
コンバージョン計測を行って、ご自身の広告運用効果の向上を図りましょう。
この記事を書いたライター
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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