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ランディングページとは?HPや他種メディアとの違い

2022.8.18
ランディングページとは?HPや他種メディアとの違い
ランディングページとは、「訪問者に商品・サービスを購入してもらうためのページ」のことです。HPとの違いは「目的」、「ページ数」、「集客までに必要な時間」、「検索エンジンからのアクセス」、「ページ構成」の5つになります。

目次

はじめに

近年、ウェブマーケティングで集客を行う際には欠かせないランディングページ。インターネット上で目にしたこともあるかと思います。しかし、専門的な用語も多く、ランディングページを深く理解していない人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、ホームページとの違いを比較しながら、ランディングページとはどう言うものかをわかりやすく解説していきたいと思います。

ランディングページとは「訪問者に商品・サービスを購入してもらうためのページ」

ランディングは英語でLanding、「着地」という意味があります。ランディングページとは、広義に解釈すると「訪問者が一番最初に訪れるページ」のことです。

ですが、ウェブマーケティングの世界で使われるランディングページとは、実はもう一つの意味があります。それは「訪問者に商品・サービスを購入してもらうためのページ」という意味です。特定の商品・サービスに関する情報を1つのページにまとめて、訪問者に購入してもらうためのページのことです。今回の記事ではこの2つ目のランディングページに焦点を当てていきます。

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ランディングページとHPの5つの違い

ランディングページとHPの違いとしては、全部で以下の5つがあげられます。



1.目的

2.ページ数

3.集客までに必要な時間

4..検索エンジンからのアクセス

5.ページ構成



では、さっそく「ランディングページ」と「ホームページ」の違いを詳しく見ていきましょう。

目的

目的
ランディングページとHPの大きな違いのひとつは「目的」になります。

結論から言ってしまうとランディングページの目的はコンバージョン獲得です。一方で、HPは様々な使い方が可能なため、様々な目的に対応することができます。

ランディングページの目的はコンバージョン獲得のみ

ランディングページの目的はとてもハッキリしています。それは「ページを通して訪問者に商品購入、サービス申し込み、資料請求などをしてもらうこと」です。これをWebマーケティングではコンバージョンと呼ばれています。たとえば、健康食品のランディングページであれば健康食品グッズを訪問者に購入してもらうことがコンバージョンの獲得ということです。

HPの目的は情報発信を中心に多種多様

一方でHPの目的はランディングページとは大きく異なります。HPには企業サイト、ブログやECサイトなど様々な種類があり、目的も変わってきます。しかし、HPの基本的な目的は「情報の発信」と考えてよいでしょう。たとえば、企業HPは商品・サービス情報やプレスリリースなど会社にかかわる情報を発信する場所になります。個人ではあればブログのように、生活で役に立つ情報などを記事にして公開することによって訪問者のアクセスを集めます。

ページ数

ページ数
ランディングページとHPはページ数にも大きな違いがあります。

ランディングページのページ数は1ページ完結が主流ですが、HPは複数のページで構成されているという特徴があります。

ランディングページは1ページが主流

ランディングページでは1ページ完結型が主流です。1ページ完結型というのは商品・サービスに関わるすべての情報を1ページ内で伝えることです。そのため、複数の対象に関するページではなく、ページで紹介する対象はたったひとつのみに絞られます。1ページで完結させることによって、訪問者が離脱する可能性を少なくすることができます。

HPは複数のページ

ランディングページが基本1ページ完結型であることに対して、HPには複数のページが存在するのが特徴です。訪問者が知りたいと思う情報を複数項目想定してページを作ることが必要になります。企業サイトであれば、会社概要や事業紹介など個別のページを用意していきます。

検索エンジンからのアクセス

検索エンジンからのアクセス
HPはページ数を増やしていくことによって検索エンジンからアクセスを増加させていくことが可能です。しかし、ランディングページは独立していたページのため、検索エンジンで上位に表示させることが難しいとされます。

ランディングページは検索エンジンに弱い

検索エンジンで上位に表示させるために必要な3つの要素は



1.テキスト

2.インデックス

3.内部リンク



です。ランディングページではこれら3つの要素が大きく欠いてしまうため、必然的にSEOに弱くなってしまいます。そのため、リスティング広告等のインターネット広告からのアクセスを重視したほうが効果的です。

HPは検索エンジンに強い

独立しているランディングページに対して、HPでは複数のページが集合しています。また、テキスト、インデックス、内部リンクの3つの要素すべてを取り入れることができます

そのため、HPは検索エンジンで上位に表示させることが可能です。

集客までに必要な時間

集客までに必要な時間
ランディングページとHPの共通の目的は集客です。

しかし、集客に必要な時間には大きな違いがあります。ランディングページは短期的な集客に向いているのに対して、HPは長期的な集客を得意としています。

ランディングページは短期的な集客に向いている

ランディングページでは特定の商品・サービスを1つのページで宣伝します。基本的には1つのページで訪問者のアクション(商品の購入やサービスの利用)を促進するため、短期的に集客することが可能です。リスティング広告を打つことにより、SEO対策に多くの時間をかける必要もなく、アクセスを集めることができます。

HPは長期的な集客に向いている

HPはページの作成やSEO対策にある程度の時間が必要となります。また、作成したページが効果的にアクセスを集めるとは限らないため、ページやホームページの構成を改善することも必要です。そのため、一定の集客が得られるまでにはある程度の時間を要します。HPによる集客では、長期的な視点を持つことが大切になります。

ページ構成

ページ構成
ランディングページとHPではページ構成も異なります。ランディングページが訪問者の購買意欲を掻き立てる”見せる”ページ構成であるのに対し、HPは訪問者が知りたい情報にたどり着くための”探す”ページ構成となっています。

ランディングページは訪問者に”見せる”ページ構成

ランディングページではコンバージョン獲得のために3つのパートに分かれています。基本的には



1.ファーストビュー

2.ボディコピー

3.クロージングコピー



という順番でページが構成されます。ファーストビューで訪問者の興味を刺激し、ボディコピーで訪問者の購買意欲を一気に刺激。そして、クロージングコピーで特典や保証などで最後の一押しを行いますす。このように、ランディングページの構成は訪問者の購入を促進する”見せる”ページ構成になっているのです。

HPは訪問者が”探す”ページ構成

HPでは訪問者がいかに簡単に自分の知りたい情報へたどり着けるかが重要になります。特に需要が高い情報が載ったページは、グローバルナビゲーション(HPのトップページにあるメニュー)に表示させるのが一般的です。グローバルナビゲーション以外にも、サイドバーや検索バー、カテゴリー別表示など訪問者が知りたい情報にマッチしたページを探せるように工夫されているのがHPのページ構成です。ランディングページのページ構成が”見せる”だとしたら、HPは訪問者が”探す”ページ構成といえるでしょう。
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ランディングページのメリットをまとめてご紹介

ここまで比較しながらランディングページとホームページの違いと、それぞれの魅力をご紹介してきました。この項では、ランディングページに焦点を当てて、メリットとデメリットについて紹介していきます。
まずは、4つのメリットからご紹介します。

1つ目は、コンバージョンの上昇が期待できることです。
ランディングページは視覚的な見易さを優先しているため、印象に残りやすく訴求力が高い傾向にあります。そのため、ユーザー側に必要な情報のみを提供でき、コンバージョンが上昇する傾向にあるのです。

2つ目は、ページ移動によるユーザーの離脱を少なくできることです。
ランディングページは、ページ内にリンクが少なく、注文フォームやお問い合わせフォームに直結できるようになっています。ページ移動によるユーザーの離脱はかなり多いので、それを抑えられるのは大きなメリットと言えます。

3つ目は、情報が1ページにまとまっていることです。
ランディングページはユーザーが、画面をスクロールするだけで全ての情報を取得できるように作られています。それにより、商品やサービスへの理解度が高まり、購入やお問い合わせへのアクションを促す効果が期待できます。

4つ目は、セールストークのように理想的な順番で情報を伝えられることです。
商品やサービスを魅力的に感じてもらうためには、伝える順番も重要です。ランディングページなら、確実に理想的な順番で情報を提供できるので、関心度を高く保ったまま購入ページまで誘導できるでしょう。

ランディングページのデメリットをまとめてご紹介

たくさんの魅力があるランディングページですが、その反面まだまだ弱みもあるのが事実です。
この項では、ランディングページのデメリットについて3つご紹介します。

1つ目は、制作コストが高いことです。
ランディングページの作成には、Webデザインのスキルやコードを書く能力だけでなく、マーケティングの知識やセールスの知識も必要です。身につけるためには時間を要するため、ほとんどの方が外注に頼る必要があるでしょう。

具体的にホームページ制作会社に依頼した時の相場は、大体30万円から60万円で、期間は1から2ヶ月を要するでしょう。フリーランスの方に依頼すると、もう少し費用を抑えられるかもしれませんが、しっかりしたランディングページのノウハウを持っている方はまだ少なく、効果を最大化したい場合には、信頼できるホームページ制作会社に依頼することをおすすめします。

2つ目は、ランニングコストがかかることです。
ランディングページは、リスティング広告やバナー広告で運用することが基本です。そのため、表示やクリックごとに広告料がかかったり、月額で費用が発生したりします。それに加え、マーケティングを行って効果を最大化させ続けるためには、ホームページ会社に依頼して修正を繰り返すことが必要です。

検索結果を上位にすることを目的にしたSEO対策であれば、運用にお金をかけずに集客できますが、ランディングページはSEO対策とあまり関連がありません。そのため、ランディングページはやはり広告で運用する方が効果的なので、常にコストが発生し続けてしまいます。

3つ目は、直帰率が高いことです。
ランディングページは離脱率は低いものの、直帰率は高い傾向にあります。ランディングページは、1ページに情報が集約されていますが回遊できない作りになっているため、第一印象で興味がないと判断したユーザーはすぐに去ってしまいます。

また、興味を惹かない内容が延々と続いていると、途中でスクロールするのに飽きて閉じてしまうかもしれません。最初のファーストビューにこだわったり、読み込み速度を速くしたりするなどの工夫が必要です。

まとめ

「ランディングページとは?HPや他種メディアとの違い」いかがだったでしょうか?

以上がランディングページとHPの5つの違いです。

ランディングページとHPの特徴を理解して目的に応じうまく使い分けることで、効果的に集客をおこなうことが可能になります。
この記事を書いたライター
LPの制作に特化したデザイン会社(LP制作実績)。累計では数千LPデザインを手掛けております。すべて内製化しており、構成からデザイン、コーディングまですべてご対応可能です。各種サーバーのご対応はもちろん、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール系などへの反映もご対応可能です。
この記事の画像を作成したデザイナー
所属:株式会社Ryuki Design / 部署:デザイン部
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    ※アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 
    調査期間:2020年8月7日~12日
    調査方法:インターネット調査 
    調査概要:デザイン制作会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    調査対象:全国の20代~50代の男女 1052名

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